中途半端な未来の知識で日本が変わる!?
現代日本のどこにでもいるサラリーマンが転生したのは江戸時代中期の旗本の八男坊だった。
「とは言っても細かいこところまでは知らないしな……」
飢饉、政争、外国船の到来。これから未来に何が起こるかは教科書で学んだが、いつどこでどうやってという細かいことは知らないし、それ以前に部屋住の身分ではどうすることもできない。
「とりあえずこの時代の勉強をするか」
こうして学問に励みだした少年は、その中途半端な未来の知識でもって麒麟児と呼ばれるようになり、いつの間にか歴史の表舞台に立ったり立たなかったり。
果たして日本は変わるのか!?
※主人公は歴史や雑学に関し、色々知っているという設定です。ただ、学生時代の記憶であやふやなところも多い上、広く浅くな感じなので、江戸時代を生きるうちに「そういえば……」と思い出すような展開が多いです。またかなり都合よく有名人と知り合いになることも多いので、本格的な時代劇は期待しないでください。
※現在第ニ章投稿中。更新は不定期のため、気長にお待ちください。