この作品を読まないと、人生ひとつ損をする。絶対に読むべき!
そう思えるほど、すごい大作、名作で、本当に素晴らしかったです。
読みやすく、それでいて読み応えがありました。
アカルに感情移入して、命の危機を乗り越え、旅をし、神と話し、戦い、恋され、恋をしました。
そして、アカルのまわりを彩る、男たち、女たちの素敵なことといったら。
もちろん、男女共に、最初からカッコいい人、いい人もいるけど、腹の立つ人、自分勝手な人、残酷な人もいます。
でも、人は変わっていけるんだ、ということも、ちゃんと描かれているんです。
アカルと一緒に、古代日本で共に冒険し、一生懸命生きる、そんな満足感で一杯になれます。
最高に、お勧めしたい作品です!
舞台は日本で、時代はあの卑弥呼がいなくなってから少し経ったころ。アカルというひとりの少女が乱立する国々を巡り、不思議な力を持った巫女たちや、カッコいい男たちに出会い化け物との戦いにも挑むといった壮大な和風ファンタジーです。
アカルは5歳のときに生贄として川に流されたところを救われ、神の声が聞こえる巫女として育てられました。15歳になったアカルは隣国の千代姫を苦しめている病気を治しに出かけます。そこから始まる冒険は、山賊にさらわれた少女を救いに行ったり、アカルに怨みを抱く巫女と対決したりとなかなかにハード。それでも折れず進み続けるアカルの強さに惹かれずにはいられません。
そんなアカルにも、自分を川から救ってくれた幼馴染みの少年への思いがずっとありました。イケメン王子が現れても揺るがない恋心が、紆余曲折を経て望んでいた結婚へとたどりつくまでの物語でもあるのです。1800年前にこの国であったかもしれない激動と純愛に触れてみませんか?
(「運命を自ら最高にする結婚小説」4選/文=タニグチリウイチ)
日本人で小説好きなら絶対一度はハマりますよね?
黒井もどっぷりとハマって溺れている時期がありました。
次のが出るまで待ち遠しかった上橋菜穂子先生の『精霊の守り人シリーズ』に、荻原規子先生の『勾玉三部作』も面白い、もちろん、夢枕 獏先生の陰陽師も。これ、映画も最高。
後は少し違うかもしれませんが、畠中 恵先生の『しゃばけシリーズ』も全巻持ってます。こちらはドラマにもなりましたが、黒井的には断然小説を読んで頂きたい。
すみません、盛大に脱線しました。
何が言いたいかというとやっぱり良いですよ、和風ファンタジー。そして、やっぱり日本人なら浸かりたい。もうどっぷり浸かりたい時ありますよね? って事です。
そして、滝野れおさんの『揺籃の国』はハマれます。どっぷりと肩まで浸かれます!
和風ファンタジーファンは是非! そうでない方も一度は浸からないと日本人に生まれた甲斐がない。この機会に是非、浸かってください。
後悔させませんよ(●´ω`●)