第三十四節 海路

 十字架刑から十日後、モレの丘で若頭わかがし柳和やなぎわと再会した。柳和やなぎわはあの後、頭領の死体を引き受けようとしたが、誰の協力も得られなかったので、ねぐらを飛び出して来たのだと言う。モレの丘は、柳和やなぎわ若頭わかがしが頭領により奇跡を見せられた場所であり、また、イスラエル全てを見渡せる場所でもあった。ただ、ゴルゴダを見渡すには、少々遠すぎる。

 頭領と天眼てんがんの最期を気にせず、ねぐらの一味として駆け回った時代を思い馳せるのに、良い場所だったし、すぐ北に天眼てんがんの産まれたナザレ村があった。だが、ナザレ村に行くのはどうも気が引けて、二人は遠回りをし、地中海沿いに歩いて北へ向かった。その途中の港町で、真槍を見つけた若頭わかがしは、後ろから近付いて皿で殴りつけ、縛って浚ってきた。

 港の倉庫に隠れていた柳和やなぎわは、若頭わかがしに引きずられてやってきた真槍を見ると仰天したが、すぐに蹴り飛ばして気を戻させた。

「この裏切り者!! よくも生きていられたな!!」

「やなぎわさん…。生きていたんですか。」

「勝手に殺すな! …でもいい拾いものだよ、若頭わかがし。…おい、真槍しんそう。」

「ぼくは神槍しんそうです。頭領に新しく名前を貰いました。この名前を使ってください。」

 頭領の名を出され、柳和やなぎわは渋い顔をした。しかし苛々と脚の指先を曲げ伸ばしすると、神槍しんそう、と、話しかけた。

「ぼく達をローマに連れていけ。それで皇帝に会わせるんだ。」

「皇帝に? 何をしに?」

「決まってる! お頭様とうさまとおじ様の仇討だ!」

「それを、ぼくに手引きしろと?」

「そうだ。嫌とは言わせないぞ、この裏切り者! 恩知らずの恥知らず!!」

 神槍しんそうは頷いて答えた。

「丁度明日、ぼくはこの街の港から海路でローマに戻ります。何人かの商人達も一緒に行くので、旅券さえ正しければ大丈夫な筈です。」

「そんな金、ぼく達が持ってるわけないだろう。お前が用意しろ、神槍しんそう。」

 分かりました、と、神槍しんそうは言って、市場で旅芸人らしく見える荷物や服を買いそろえた。柳和やなぎわの踊りを武器にしない手はない。

 乗り込んだ船は、ローマとの交易船らしく、神槍しんそうは貴人としてその船に乗る予定だったらしい。部屋を増やすことは出来ないが、神槍しんそうの部屋に二人分の寝床が追加された。船の中で、柳和やなぎわ若頭わかがしは、特に柳和やなぎわは、頑なに神槍しんそうと話そうとはしなかった。ただ、若頭わかがしはどうにか自分の中のしこりをどうにかしようと考えているらしく、夕食の後に酒を持って来たりして、甲板によく呼び出した。

 それは、何度目の酒盛りだっただろうか。若頭わかがしが不意に言った。

「あの真ん中の十字架の魔術師、結局ナニモンだったんだろうな。」

「ああ…、それだけど。どうも信奉者が、色んな所に湧いてるらしくて…。ぼくが海路で戻るように言われたのも、信奉者に襲われないようにするためなんだ。」

「そりゃ、あっしでも手古摺るような連中なんで?」

「下手な兵士よりもよっぽど質が悪い。今やイスラエル中の牢屋はユダヤ新派の奴らでいっぱいさ。どんな拷問をしようと尋問をしようと、喜んで死んでいく。奴の使った魔術は悪質だよ。」

「死んだって何にもなんねえのに。」

「………。」

 その言葉に棘は無かったが、神槍しんそうは言葉に詰まった。若頭わかがしはごろりと甲板の上に横になり、大きく欠伸をした。

「あー…。母ちゃん思い出すな、この硬さ。」

「母親を覚えてるのか?」

「ホントの母ちゃんじゃねえ。預言者の婆さんだよ。アニィを拾った後、あっしも拾ってくれたんだ。」

「ふぅん…。」

「そう言えば、もうお前を浚ってから三年以上経ってるんだよな。ローマ帰ったら、家に行くのか?」

「………。」

 神槍しんそうは酒を注ぎ直し、飲み干して答えた。

「行かないよ。あそこにぼくの母さんはいないから。それだったら、皇帝陛下に気に入られるように努力するよ。」

「そう、それだ。向こうに行くまでに、あっしのオツムに少しゃあ入れておかねえと。柳和やなぎわさんを止めないとな」

「………。意外だな、若頭わかがし。お前がそんなこと言うなんて。」

「んだよ。あっしだって好き好んで血ィ流す訳じゃねえよ。ただ血ィ使わねえと、話が進まないだけでい。…それに、十字架はもう見たくねえ。…死体は皆、墓に入って欲しい。」

 神槍しんそうは居住まいを正して、若頭わかがしに言った。

若頭わかがし、ぼくはねぐらの皆に何も言わないで出てきた。でもその理由も何もかも、ぼくは頭領との秘密になると思っていた。だけどお前には言うよ。その代り若頭わかがし、お前もぼくに応えて欲しい。ぼくは頭領の最期の事を話すから、お前は天眼てんがん様のことをぼくに教えてくれ。」

「………。」

「ぼくも柳和やなぎわさんに仇討なんてしてほしくない。でもその為には、ぼくとお前の気持ちがバラバラではダメだ。二人で結束して、柳和やなぎわさんを止めなきゃ。…ぼくを、………。」

 二の句が継げず、神槍しんそうは目を伏せた。若頭わかがしは寝転がったまま、酔っ払いの焦点の合っていない眼で若頭わかがしの胸を刺し貫きながら見上げている。

「…赦せってか?」

「ムシが良すぎるのは分かっている。でもぼくだって、好きでそうしたわけじゃないんだ。その理由を話してからでも、ぼくを裁くのは遅くないだろう?」

「………。」

 その日は結局、何も結論が出なかった。その次の日も、次の日も、結論は出なかった。しかし神槍しんそうが、勝手に頭領の最期の七日間について話し出すと、若頭わかがしは寝転がることなく、真面目に話を聞いた。神槍しんそうが感極まって涙を流そうと、言葉を詰まらせようと、若頭わかがしはそれを責める事は無かったし、それを急かす事もなかったし、また慰める事もなかった。

 その一方で、柳和やなぎわの罵声は止まらなかったが、その怒りの矛先が次第にブレるようになっていった。若頭わかがし柳和やなぎわに、神槍しんそうの話を伝えていたからなのか、それとも他に理由があるのか―――ただ、この世への呪詛と嘆きとを叫び、夜の甲板で星々を吸いこむように泣いている。月を齧るように口を開けて、何か神槍しんそうには分からない言葉を発していた。流れる涙や、鼻水や、時には涎を出してまで泣いていたが、一度たりとも柳和やなぎわが顔を拭う所は見なかった。そうやってなりふり構わず泣き叫んでいるのが長いと、若頭わかがし神槍しんそうの話を聞くのを止め、柳和やなぎわを慰めに行った。だが柳和やなぎわ若頭わかがしの向こうに頭領を見ていたし、若頭わかがし柳和やなぎわの向こうに蘭姫あららぎひめを見ていたし、神槍しんそうは二人を見て、十字架にかかる前一年間の、泣いてばかりいた天眼てんがんと、それを宥めていた頭領の姿を見ていた。

 海は荒く、三人は常に難破と沈没の恐怖の中にありながら、その恐怖を共有することは出来なかった。ただその海の荒さだけが、柳和やなぎわの泣き声を、神槍しんそうの懺悔を、人々から覆い隠すものだった。

 漂流のような航海を続けるある日の夜、彼等は夢を見た。


 神槍しんそうは、ゴルゴダの丘に向かって歩いていた。自分の肩には、既に十字に組まれた十字架が乗っている。これを丘まで持って行かなければならないのだ。

 その時、休憩所があるのが見えた。そこには一人と一匹が座っており、男の胸には白くて美しい鳩が収まっていた。彼等の後ろには、大きな岩室が口を開けていた。

「お疲れなら、休んで行かれてはどうですか。」

 男が真槍にそう言った。真槍は頭を振って答えた。

「でも、この十字架はとても背負いにくくて運びにくくて、すごく重いのです。もし休んだら、休んだ分だけ、十字架を運んでいなければなりません。」

「それは大変です。では、この室の中の十字架と取り替えると良いでしょう。ゴルゴダはまだ遠い。そんな身体に合わない十字架を運んで行っても、向こうで大きさが合わないと大変です。」

 想像して背中が寒くなり、神槍しんそうはそれでは、と、慌てて岩室の中に入った。岩室の入口に担いできた十字架を置き、中へ入って色と物色する。十字架は縦木と横木の比率が全て違い、また太さや角の角度まで全て違った。中には摩耗した古いものから、造りたての新しいものもあったし、素材も違うようだった。十字架を担がない、という選択肢は無かったので、一つ一つ担いでみて、時には二、三歩歩いてみるが、中々これ、というものがない。だが、十字架を持ちかえるなんて絶好の機会だ。何が何でも、一番楽な物を選びたい。幸いなことに、男は胸に抱いた鳩と何か睦み事を交わし合っているようで、急かすようなことは何も言わなかった。これか、あれか、と、吟味して、漸く一番軽く、身体に合っている十字架を見つけた。奥から順繰りに担いで行って、入口付近に戻って来た時には、泣きそうだったが、本当に良かった。ずっと軽く担ぎやすい十字架を肩にかけると、その十字架は角が食い込むこともなく、妙に滑ったり引っ付いたりすることもなく、理想的な十字架だった。

「良いものが見つかったようですね。」

「はい、ありがとうございます。とても担ぎやすいものがありました。」

「ゴルゴダはあちらですよ。」

「ええ、では、つとめに行ってきます。」

「お気をつけて。」

「くるるん。」

 鳩も応援するかのように鳴いた。神槍しんそうはそのまま背を向けて、もう振り向かなかった。

 辺りがゆっくりと光って行き、ああ、これは夢だったのだ、と言う妙な安心感の中、目を閉じる。その時、後ろの方で声がした。

「主よ、どの十字架が持っていかれましたか?」

「いいや、どれも持っていかれていないよ。彼が来る前と同じだ。」

 神槍しんそうはその意味が分からなかった。


 若頭わかがしは、エルサレムの雑踏から一歩入り込んだ所に隠れていた。周囲の物が、少し大きく、自分の身体が小さい事が分かり、自分は今子供だと思った。腕の中には、かっぱらったパンの他、赤い鶏卵がいくつか入った籠もある。よく雑踏の中で壊れなかったものだ。路地裏を進み、若頭わかがしは家族の待つ郊外まで走った。そこは乞食をする者たちの内、特に罪深いと言われていた者たちが、芋虫のように転がっているところで、彼の兄はいつもここで物乞いをし、銅貨を探していた。

「アニィ! 盗って来たぜ。」

「お帰り、おと。怪我はしてない?」

「してないよ。さ、食べよ。」

「ああ、食べよう。何を手に入れたの?」

「パンと、たまご。」

 若頭わかがしがそう答えて、パンを千切り、卵をこんこんと割ろうとしたところで、兄は慌てて手を止めさせた。

「何だって? 卵を取って来たって?」

「うん。」

 すると兄は、若頭わかがしの手を引きよせ、ぱんっと頬を叩いた。

「お前ね、盗る時は乞食ややもめから盗るなと言っただろう!」

「???」

「教えなかったかい、卵は貧困層のお祝い事で使う大切な食べ物だ。本当にお前が盗るべきなのは、卵でも羊でもなく、牛だと教えた筈だよ。」

「え…。でも、これ…。誰から盗ったのかわかんねえ…。」

「………。はぁ、仕方がない。それは私が食べよう。お前はパンだけお食べ。」

「えー! なんでぇ!?」

「もし卵の匂いが口に残ってたら、その貧しい者は誰を憎む? お前は間違えただけなんだから、パンだけ食べなさい。」

「アニィずるい! あっしだって食べたい! たまご食べたことない!」

 兄と口論していると、誰かが歩いて来る事に兄が気付いた。卵と若頭わかがしを自分の後ろに隠し、身体を小さくさせてやり過ごそうとする。だがその人物は立ち上がり、兄の顔の近くまで自分の頭を下げた。

「何を隠しているのですか。」

「お優しい旦那様、このような乞食の兄弟に何が出来ましょうか。弟は何日も、シロアムの池の水しか飲んでおりません。どうか施すと思って、見逃してください。」

「見せて御覧なさい。もっといいものと取り替えてあげよう。」

「マジ?」

「こらおと!」

 若頭わかがしは兄の手を潜り抜け、はい、と、鶏卵の入った籠とパンを手渡した。わくわく、と、何と取り替えて貰えるのか、待っている。男はその籠の中の卵の一つを取り、兄に握らせた。すぐに兄は、その卵がただの卵でないことに気付く。

「なになに、アニィ、どうしたの。」

 覗き込んだとき、突然卵が割れた。驚いて兄の頭の後ろに隠れる。―――雛だ。卵はゆで卵ではなく、孵化寸前の卵だったのだ。

「わあ! 白い鳩が産まれた!」

おと、鳩の卵はこんなに小さくないよ。それに、鳥は還った時は皆赤黒いって表現するんだって、母さんが言ってたよ。」

「でも白いよ。ふわふわしててキレーだ。かわいい。」

 若頭わかがしが手を伸ばして雛に触れると、水っ気のないふわふわの鳩が、じっと若頭わかがしを見つめ、若頭わかがしの手の上に乗った。

「でもおっさん、こいつは殺して食べるのはもったいないけど、あっしは腹が減ってらぁ。」

「では、このパンを二人で千切ってお食べ。三つに千切って、一つをお前が、一つを兄が、一つを皿に置きなさい。自分の手元にあるパンを食べ終わったら、また皿に置いたパンを三つに千切って、同じように食べて、満腹になるまでそれを続けなさい。」

 言われた通りに、若頭わかがしは鳩を自分の着物の股の上に置いて、パンを掴み―――兄に尋ねた。

「アニィ、みっつってなんこ?」

「さんこだよ。にかい千切ってごらん。」

 それから二人は、腹がいっぱいになってパンを残すまで食べた。満足した若頭わかがしは、鳩を胸に抱いて可愛がりながら、兄の膝枕に寝そべった。兄も、数日ぶりに腹を満たし、微睡むその顔は、安らかだった。若頭わかがしは安心して、目を閉じた。


 柳和やなぎわは、どこまでも続く白い砂浜を歩いていた。産まれて初めて、手を繋いで歩いている。後ろを見ると二人分の足跡が連綿と続いている。

「おとうさま。潮風が気持ちいいですね。」

 そう言うと、手を繋いでいる男はこちらを向いて、薄らと笑った。

「この先にも何もありません。何処までも一緒に歩いて行けますね。ぼくはおとうさまとずっと一緒に歩きます。」

 彼はまた笑って、柳和やなぎわの頭を撫でた。どこまでも果てしない砂浜を行く内に、柳和やなぎわは腹が減ったことに気付いた。それを伝えると、此処で待っているように、と彼は言って、少しの間離れた。柳和やなぎわは座り込んで、沈んでいく太陽が鮮やかに写しだす空の画が移り行くのを見ていた。

 産まれて母に抱かれている自分、乳を貰う自分、寝かしつけられ微笑む自分…。画の中の自分は段々と成長し、佳人の母が見守る中、人知れず育っている。あまりにも幸せそうな母の姿を見つめていて―――気付かなかった。柳和やなぎわが頭領と巡り合う数年前の画に繋がることに。

 ハッと気が付いた時にはもう遅く、空の画に『その光景』が、大きく映し出された。悲鳴を上げて身をかがめ、頭と耳と目を覆おうとしたが、その為に必要なものが今、ない事に気付く。

「あ、ああ、いやだ、いやだ、おもいだしたくない、いや、いや…。おとうさま!! おとうさま!!! 帰ってきてください、おとうさま!!! パンも葡萄酒も魚もいりません、一緒に居てください、今度こそ一緒に居てください、だめですだめです、ぼくはこの時以上に貴方を求めたりしないのに!!!」

 堪えられず走り出して、柳和やなぎわは全く遮蔽物が無い砂浜を走った。だがどこまでも続く、白と青と群青の世界は、自分以外誰も抱いていなかった。柳和やなぎわは絞り出すように泣いた。振り向くと、足跡は一つだけの孤独な細い線が、すぅっと伸びて、打ち寄せる波に今にも消されそうになっていた。

「ああ、ぼくのおとうさま、ぼくのおとうさま! ぼくを護る救いのお父さま! 貴方の代わりに、ぼくが十字架で死ねばよかったのに!! ぼくの方がずっと汚くて卑しくて、裁かれるべき大姦婦だったのに。ああ、おとうさま、ぼくのおとうさま、ぼくだけのおとうさま!」

 柳和やなぎわがのた打ち回っていると、ふわりと波の飛沫が身体を持ち上げた。

「どうした? 怖い夢を見たようだが。」

「………?」

 丸くなった柳和やなぎわは、力仕事で鍛え抜かれた腕と胸板の上に抱かれていた。先ほどまで確かにあった筈の、彼との手を繋いだ温もりはもう無かった。柳和やなぎわの身体は夢想の美と完成から離れ、現実の醜い欠陥が包んでいる。

「安心しなさい、あの一つだけ残った足跡は、私のものだ。お前を抱いていたから、一つしかないのだよ。それに、あの十字架は誰も、身代わりも出来ないものだったんだ。そう自分を簡単に投げ捨てるんじゃないよ。」

「投げ捨てるなんて…。だって、ぼくは、この先の人生、全てを、お頭様とうさまに、差し上げたかった、ただそれだけで…。」

「その気持ちを持ち続けなさい、そうすることで生かすことができる。しかし時にはその気持ちを置きなさい、そうすることで生きる事が出来る。」

 腕と自分の身体の輪郭が薄く溶けて行き、混ざり合うような感覚が支配して行く。先程見てしまった雲の画を、早風が書き崩していく。

「さあ、目覚めなさい。私の平和のうちに。」

 柳和やなぎわはその言葉に、まだねぐらの面子が少なかった十年近く前の『家族』の事を思い出していた。


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