概要
「なる奴」と「ならない奴」がいるみたいだ。たとえ噛まれても。
「噛まれた者」が感染者になる謎の集団暴行事件が発生した。そこで生き残ろうとする者たちと、死んでから動き出す者たち。海老沢譲司は、その集団暴行からなんとか逃げきり、高校のサッカー部室に飛び込む。安全地帯から見ていても、事件は収束の兆しなし。その症状には個人差があるようで………?
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- ★★★ Excellent!!!等身大の主人公たちがゾンビウイルスが拡散した世界で生き延びるために戦う
ある日突然、人が狂暴化して他の人間を襲い、噛みつかれた人間も死に至るかそうでなければ同じように狂暴化してしまう。
そんな現象が起こり、普通の高校生だった主人公の日常は崩壊してしまいます。
設定的にはいわゆるゾンビパニックものではありますが、主人公だけでなく他の生存者たちの視点からも状況が描かれていて、展開にメリハリが生まれています。
普段ならなんてことない、学校の部室やコンビニエンスストア、商店街といった場所が生き残るための戦場と化す様は見慣れている風景であるだけに臨場感があります。
あそこにも、むこうにも動く死体が潜んでいて襲い掛かってくるんじゃないか。
そんな不安に駆られて、ずっと…続きを読む