良い意味で、B級ゾンビ映画みたいに楽しめました。読みやすかったのも好印象です。
ある日突然、人が狂暴化して他の人間を襲い、噛みつかれた人間も死に至るかそうでなければ同じように狂暴化してしまう。そんな現象が起こり、普通の高校生だった主人公の日常は崩壊してしまいます。設定的に…続きを読む
物語の臨場感が、セリフや文字から伝わる演出に驚きました。テンポの良い展開のおかげですらすらと読むことができ、タイトルの意味が分かったときの感動は大きかったです。
最初、主要人物たちは周囲の異変にも、どこか他人事で淡々と過ごしています。そこが逆にリアリティがあります。この小説のコピーである【「なる奴」と「ならない奴」】その基準をぜひ、ご覧ください。…続きを読む
通常のパンデミックものとは一味違う、じわじわと接近する恐怖に息を呑みます。徘徊する『被害者』から身を潜める登場人物の息遣いや、足音、遠くの物音までもが本当に聴こえてくる様な半端じゃない臨場感。今…続きを読む
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