少年は精霊を殺した。世界の片隅で紡がれてゆく命の物語
命の森に暮らす15歳の本好きの少年セラは精霊が見えるという人と変わった性質を持っていた。
それゆえ、人々に蔑まれて孤独に過ごすことが多かった。
ある日、泉の畔で数年前に失踪したはずの父の声に呼ばれる。
父の声に誘われてたどり着いたのは大樹だった。
大樹は森の人々が何よりも大切にしてきた樹齢千年に及ぶ巨木で、通常子供が立ち入ることを許されていない。
セラはその場所で森の大人たちがひた隠しにしてきた呪いの真実を知ることとなる――
※以前連載していたセラの森の4万5千字大増の【改稿版】です。
文章を多々変更してありますので、一度お読みの方でもお楽しみいただけると思います。
セラの森『世界地図』(画いすみ静江さま)
https://kakuyomu.jp/users/whiterabbits/news/16817330651580645317