主人公佐倉レナはかつて凄腕の冒険者だったが、今では事務方の仕事に従事するお一人様。
そんな彼女が仕事終わりに向かうのが「モンス飯亭」
通好みのお店で提供される食事に舌鼓を打ちつつ、一日の終わりを幸せに過ごす作品となっております。
まさに独身貴族の特権のままに過ごす佐倉レナさんに親近感を覚えてしまいます。
料理の描写は目を瞑れば浮かび上がってくるようで、佐倉レナさんの食レポも上手なので、読んでいるこちらも思わず涎が出て来てしまうのを抑えられません(笑)
読みやすい文体で、描写不足を感じさせない丁寧さが特徴の今作。
「元Sランク受付嬢の、裏路地ひとり酒と撒かない飯」は一人の時間を楽しむみながら読むのにぴったりの作品となっております。