朝田小夏

前線に行くことを許されないヒロインと、彼女を支えるヒーローの物語。 軍人もの好きです！とくにヒーローのデューカートのワイルドっぽいところが好きです。優しくって強い感じ！うん、いい…続きを読む

比翼連理と評判の王と王妃。 しかし、王妃には密命が！ シリアスなシチュエーションをコミカルに描かれていて、とても楽しく拝読しました。王さまがいいキャラで、なんとなく秘密が分かっ…続きを読む

耳が聞こえない「わたし」と「彼」の物語。 音に匂いを感じる「わたし」。ピアノが上手な「彼」。 二人の日常を爽やかに美しい描いていて、楽しく拝見しました。美しい文章は読んでいてピ…続きを読む

ショッキングな冒頭の質問で始まる短編の物語。 インパクトのある始め方で人を惹きつけ、センスある終わり方で読了感を演出。この作家さんはいつも結末をひねってくるので、読んでいて将軍の…続きを読む

異世界ものと言っていいのでしょうか。 詳細に描かれた情景は美しいです。作者は地形まできっと図にしてみたんじゃないかしらと思わせる確固たる世界観もありました。キラキラしている世界よう…続きを読む

四年に一度にご開帳となる千手観音。 なにゆえに四年に一度なのか、二十七面たちがわいのわいのと議論しあう物語。 ユーモラスに仏教と千手観音、あるいは人間を描いていて、会話の間合いがと…続きを読む

少し情けないところのある中学教師が、1人の生徒の進路に向き合うお話。 私、筆者が女性だとずっと思っていたのですが、それは本作品でもそうですが、細やかな人物描写で等身大の少女を爽やか…続きを読む

冒頭の蝶の描写が美しい。「透明な翅を持つ蝶」が、読者を作者の世界にぐっと引き込んでくれる。清楚な文章が私の好みです。

荘子の物化を感じさせてくれるテーマも好き。

青い空。どこまでも広がる碧い海。のんびりとした時の流れ。 美しい世界が眼前に地平線まで広がるのを感じました。 お話は母の故郷の南の島へ言った青年が、そこで一人の少女と出逢うというも…続きを読む

『海の向こう側』読了。 ある島に来た海の向こうを見つめる青年に恋する少女とのやりとりのお話。 静かで特別何かが起こるというのではないのに、美しい風景であったり、純粋な思いあったりと…続きを読む

古代の美しい光景と精神世界が描かれていてその完成された世界感に圧倒されました。切ない恋心や人のエゴがその中で融和し、しっとりとした作風に静かにマッチしていたのも印象的でした。

今日も一つ賢くなりました。
机の横に常に置いておきたいたぐいのものです。

0516さんの資料をいろいろ一冊にまとめて貰えれば、私は買います！

（九章「失踪」まで読んでの感想） これは南朝宋の武帝の立身出世の大河ロマンの物語。 個性豊かな武人たちが乱世にしのぎを削っているストーリーはとても魅力的で、語り手の丁旿の劉裕愛は読…続きを読む

幕末に物語はたくさんあるし、ヒーローも多い。 そんな中、坂本龍馬暗殺第四の説を題材として選んだところがすごいと思います。主人公の生い立ちとか、そこに行き着くまでのドラマとかは書かれ…続きを読む

古代中国好きとしてはたまらない作品。 韓非子VS李斯の故事は有名だけれど、李斯の方から見た韓非子像って新鮮です。淡々としているし、非道なのに、なんかリスペクトしているって姿っていい…続きを読む

非常にわかりやすく平易な文章で書いてくれているので、その時代に詳しくなくても楽しく読めます。西晋を今読んでいますが、とっつきやすくてありがたい。好きな時代だけ、人物だけ読むのもいい…続きを読む

世界観がいいです。 冒頭の香辛料の香りがする異国情緒溢れる街の様子は、読者を惹きつけてその世界に放り込んでくれます。世界の背景を丁寧に書かれているのは、そういうエスニックな場所に行…続きを読む

ネットではあまり見かけない正統派の純文学を読めてとてもよかったです。 今のところ「蟻の枝」まで拝見しました。 夏の日差しの光と影が交互に眩しく当たるような文章で、突き放したよう…続きを読む

医師がバーで聞いた殺し屋の物語。 静かな語り口で、ひやりとする描写。一人の男の生き様からプロとはいったいなんだろうかと読者に呼びかけるストーリーです。この深いテーマをコンパクトに…続きを読む

とてもおもしろかったです。主人公の義の厚いところとか男らしく素敵でしたし、「かつての仲間を啄みに来た」でドキリとさせられました。その言葉で盗人の存在がそれでほのめかされてて、伏線が…続きを読む

語りによって昔話が進められていくストーリー。
闇の中でぱっと鮮やかな赤が浮かび上がってくるようなそんな文章です。
特に最後の一言がぞくっとしますよ。

ネットのオフ会に気軽な気持ちで参加したヒロイン。主人公を誘った綾乃の謎の死、がけ崩れ、一人多い参加者、消えた吊橋――。謎だらけで、ドツボにはまっていきます。全員が犯人に見えますし、…続きを読む

なぞの怪盗ステラ。 彼に関わっていくうちに女王シェルナリアは彼が気になって――。 九話まで読了しました。 一途なステラとお転婆なシェルナリアのコンビがいい！ ステラとは何者なのか…続きを読む

道寺と仲間を守ろうと金策に走る花仙の玉鈴。ついに美人局をしようと武官に近づきがんばるのだけれど、それはバレバレで――。 子供に見える玉鈴と武官という凸凹の組み合わせがいい！武官の…続きを読む

中華的な題材だけでなく西洋の人物や戦いも漢詩にしているところがすごいです。ダイナミックでありながら憂いも感じる作風は心を打ちます。ナポレオンが特に好きでした。 書き下し文がないと私…続きを読む

四章第1話まで読了。 ショッピングサイト天蔵によってあらゆるものが無料の不思議な世界。あらゆるものと言いつつ売っていない物もある謎。ここは一体どこなのか。 オリジナリティあふれ…続きを読む

タイトルを考えついた時点ですごい。ユーモアのセンスありです。 第十五話まで読了です。 臨場感あふれる書き出しで日常が非日常になって引き込まれます。 そんな緊張感の中で周防さんと…続きを読む

主人公はチートでハーレムな異世界を想像していたのに、トラックにはねられてもいないのに、なぜか異世界に迷い込んで――。 笑いを誘うコミカルなタッチの短編です。 異世界定番と期待を…続きを読む

自分と同じ顔を持つ弟。忌まれた双子を地下から出しともに生活しようとしていたアッワル。しかし彼は弟をー―。 人の心というものを鋭く描いた作品でした。短編でこれを描くのは難しいと思いま…続きを読む

菓子の描写やうなぎのこと、味や見た目が浮かんでくるように丁寧に書かれていて食べたくなります。（それはお父さんの迷菓さえ）情景描写もそうで、美しい富士と川のせせらぎ、郷土愛を感じる作…続きを読む

国が侵略にあって姉妹のどちらかが蛮族に嫁ぐことになってっというお話。姉妹っていろいろあるんですよ。嫉妬とか競争心とか。それを機敏に描いていて、しかも「蛮族」という言葉で読み手の固定…続きを読む

世界観が好きです。
草原に天幕が張られ、家畜や動物たちが生きる世界が目に浮かぶようで、そこで暮らす人々の息遣いを感じました。

個性的なキャラクターが織りなす三角関係がいいです。
好きな人と委員会を一緒にやりたいとか間接キスにドキドキとか青春時代を思い出します。マコが好きです。

告白されてテンパる風花と告白しても余裕な年下男子。
鈍いヒロインが頭の切れるイケメンメガネに振り回されそうな予感です。
続きが楽しみ〜。