お互いを思いやり過ぎてジリジリで甘々な二人がなんとも言えず萌えます。
人としての生活がよく分からない人外の少女が、金を得るために身なりの良い男を誑かす……はずが、いつの間にか相思相愛に。いくつもの問題を乗り越えて2人は結ばれるのか?
最初から口では「打算」「利用する」と言っていながら旦那様らぶらぶの幼妻と、自分の事情から本当の妻にはできないとか思いながらも幼妻にメロメロのヘタレ(理由有り)旦那様の焦れ焦れラブストーリー。旦那様がヘタレってる事情が徐々に明かされていき、夫婦にとっての真の敵が最後に姿を現す展開は実に見事。あと「お兄さん」がイイ味出してます。ぜひお読みください。
道寺と仲間を守ろうと金策に走る花仙の玉鈴。ついに美人局をしようと武官に近づきがんばるのだけれど、それはバレバレで――。子供に見える玉鈴と武官という凸凹の組み合わせがいい!武官の鷲慧はとてもやさしくて魅力的な人で、ふたりの間のほのぼのな雰囲気をつくっています。それは作品全体の空気となって包んでいるようでした。とても読みやすく、中華風のお話が好きな人には特に一読をオススメします!