概要
落選135回の筆者が送る、渾身の小説投稿エッセイ
小説投稿から発生する喜怒哀楽を、背伸びせずに等身大で語りました。落選ばかりの未熟者ではありますが、一投稿者の経験談として、少しでも楽しんで頂ければ幸いです。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!小説を書き続けるすべてのひとたちに読んでいただきたい
小説を複数書きあげるということは、物語にたいする誠実な熱情なくしてはなし遂げられません。好きなだけでは書けず、まして好きでなければ書けない。
継続とは孤独な戦いです。
小説を書き、公募に投稿し続けているひとりと致しましては、こちらのエッセイは大変参考になり、励みになります。小説を書くにあたっての過程、教訓、すべてがご自身の経験を照らしあわせて丁寧に書かれています。文章の書き方もまたさすがという他にあります。簡潔で整理された文章。穏やかで、それでいておもしろく、読者の読む速度にぴたりと寄り添う心地の用言葉の運びは、とても勉強になります。
黙々と途方もない字数の小説を書き続けているあいだは、字…続きを読む - ★★★ Excellent!!!嗚呼、かくも楽しい(厳しい)投稿生活
言うまでもないことだが、小説に関わる人でいちばん多いのは読者である。
投稿者はそこから大きく数を減らし、受賞者はさらに少なくなる。
デビューして、小説を生涯の仕事として生きることができた人となると本当に数えられるくらいになってしまうだろう。
だからこそ小説家のライフスタイルはレアという点で商品性があるのだが、ゆえに見落とされがちなのが投稿者のライフスタイルである。
受賞やベストセラーといったわかりやすいゴールがないので作品化しにくいが、ふと気づくと、ネット上の投稿サイトの隆盛により、読者の多くが投稿者であるような世界がさらに前景化してきた。
他ならぬカクヨムがまさにその一つなわけだが、小…続きを読む