ウェブ応募あるある

 わざわざ言うまでもないですが、ウェブ応募は本当に手軽で便利。

 投稿から評価シートの閲覧まで、すべての作業がネットで完結するのですから、これを利用しない手はありません。先ほど書いたCD-Rの入れ忘れエピソードも、評価シート死守の問題も、ウェブ応募ならそもそも発生しませんからね。最近は、つくづく便利な世の中になったものです。

 そんなウェブ応募ですが、手軽さゆえの危険性も逆に多々あるわけで、決して油断はできません。つい最近ブログの方にも書きましたが、自分にとってウェブ応募最大の失敗は、ズバリあらすじの取り違え事件でした。今思い出しても、本当に痛恨のミス。自分の愚かさ加減が非常に悔やまれるところです。

 その時は改稿作品の投稿でしたが、『南国サンクチュアリ』という題名だったので、改稿後のテキストファイルを「nangoku_kaikou」にしておりました。ファイル名は漢字や平仮名でも入力できますが、応募要項に「英数字指定」と書いてある賞がたまにあるので、各賞の規定を守るよう充分に注意しましょう。それはさておき、あらすじは「nangoku_arasuji」というファイル名で保存して、いざ投稿作品のアップロードのページへと向かいました。


 その結果、何が起こったか。

 小説本文は「kaikou」と入れていたのですが、あらすじは改稿前と改稿後が同じファイル名だったので、改稿前後を取り違えてアップするという事件が発生。通常、名前も拡張子も同じファイルは作成できませんが、その2つは保存しているフォルダが違ったので、上書き確認もエラーメッセージも出なかったというわけです。気が付いたのは締切が過ぎた後で、訂正することはできませんでした。

 いやまあ、ストーリーの大筋は一緒だから大丈夫だよね……。

 改稿の前と後で、名前を変えたキャラが一人いるけど、それはまあうん……。

 ちなみにその作品ですが、結果はあえなく一次落ち。とはいえ、あらすじの取り違えの問題以前に、内容そのもので落選したのだと思います。その証拠に、正しく投稿した他の賞でも落ちましたからね。


 データのアップロードミスについては、どの賞の応募要項にも、充分に注意するよう書いてあります。逆に言うと、その件に関するミスが、それだけ多いという意味でしょう。

 というわけで。

 非常に手軽なウェブ応募ですが、便利さゆえの落とし穴にハマらないよう、充分に気を付けたいところです。

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