執筆中の飲み物
食事情の話のついでに、ドリンクの話題を少々。
執筆中に自分が愛飲していたドリンクは、当然ながら、ブルーハワイミルクティーではありません。それについては第一章「作品の完成」で語りましたので、飛ばした方はそちらのエピソードを読んでみてください。決して飲んではいけない禁断のお茶(?)です。
さて、本題。
シンガポールには、「Whatever」「Anything」という缶ジュースがありました。味はそれぞれ六種類あって、中身は飲むまでわかりません。パッケージに大きな「?」が書かれている、まさにロシアンルーレットのような飲み物。「Whatever」は無炭酸で、「Anything」は炭酸飲料です。
一風変わったこの商品は、発売直後に爆発的なヒットを記録したと聞きますが、実際のところ売れている光景はあまり見た経験がありません。中身がわからないなんて、普通は不安ですもんね。しかし普通でない自分は、ギャンブラー精神を強く刺激され、長い間このドリンクを愛飲しておりました。値段が約80円で安かったのも魅力です。
しばらく飲み続けた結果、「Whatever」の六種類のラインナップは、すべて砂糖入りのお茶だと判明しました。中華圏では割とポピュラーですが、日本人の味覚には合わない味です。「Anything」はコーラかサイダーの確率が高く、とても気に入って飲んでいたのですが、ある時おそろしい味を引いてしまいました。まるでサロンパスのような風味です。
ま、まさかこれは、サロンパス・ジュース……?
そもそも中身が不明のドリンクですから、仮にサロンパス・ジュースが入っていたとしても、こちらに文句を言う権利はありません。さすがに気になって検索した結果、度胆を抜かれたその飲み物は、ルートビアだったと判明しました。ノンアルコールの炭酸飲料で、アメリカでは非常に人気の高い、国民的なドリンクらしいのですが……。それからというもの、「Whatever」も「Anything」も飲んでいません。やはり飲み物は、好きな味を選ぶのが一番ですね。
話は変わりますが、皆様は執筆に集中しすぎるあまり、ドリンクをこぼした経験はないでしょうか。
紙原稿なら再印刷できますが、パソコンに被害が及ぶと、最悪の場合データが飛びます。自分もよくこぼすので、執筆中はペットボトル飲料を用意して、一口飲むたびにフタを閉じるようになりました。
ただしフタを閉め忘れて惨状を招く場合も多く、自分のドジっぷりに頭を抱えてしまう毎日です。
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