送り仮名の特例
さて問題、次の送り仮名はどちらが正解でしょう。
・表す 表わす
・現れる 現われる
・断る 断わる
・変わる 変る
・聞こえる 聞える
・晴れやか 晴やか
・冷ややか 冷やか
・当たり 当り
正解はすべて左です。
ただし右にある表記も、1973年の内閣告示「送り仮名の付け方」で特例として認められているため、間違いではありません。……と、日本語検定の参考書に載っていました。資格の勉強は面倒臭いものですが、日本語検定は執筆の役に立つ知識が満載なので、個人的にオススメしたい検定です。
上に書いた例は、パソコンで変換すると両方出てくるし、辞書を調べても両方の表記が載っているので、どちらが正解かずっと迷っていたんですよね。二つ載っている真相が判明して、非常にスッキリした気分です。
それから同じ内閣告示で、訓読みする経済関係の用語の多くは、本来必要な送り仮名を慣例的に省いてよいと定められているんだとか。こちらも二つ変換候補が出てきますが、基本的に左でいいということですね。
・手当 手当て
・手引 手引き
・小包 小包み
・積立 積み立て
・書留 書き留め
・覚書 覚え書き
・受付 受け付け
以前ブログにも書きましたが、執筆の役に立つ情報なので、もう一度まとめてみました。
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