第三章 小説投稿あるある
ワナビという単語
小説投稿あるあるを語る前に、ワナビという単語について、少しだけ説明したく思います。
前に質問を頂いた経験があるのですが、辞書に載っているような言葉ではないので、確かに初見ではわかりにくいですよね。実際のところ、自分も最初はわからなかったし、もっと早い段階で説明しておくべきでした。
【ワナビ】(名詞)
・小説家志望者を指すインターネット上のスラング
・語源は英語の「I wanna be~」(~になりたい)らしい
・やや蔑称めいたニュアンスがあるので、この単語に好印象を持たない人も多い
そうそう、蔑称といえば。
オタクという単語は、以前はかなり強烈な蔑称でしたが、最近はすっかり普通の言葉になりました。以前と言っても、自分が小学生から中学生の頃なので、それこそ20年以上も昔の話ですけどね。え、今は何歳なのかって? それはまあ、別にいいじゃないですか。
とにかくインターネットの発達もあって、誰もがアニメやゲームを気軽に楽しめるような時代が到来し、ファッションオタクなんて言葉も出現しました。オタク産業(サブカルチャー産業)が飛躍的に発展し、一般社会へ広く浸透した結果、蔑称めいたニュアンスが薄れたのだと思います。
自分は常々思うのですが、ワナビという単語も、こうなればいいですよね。
小説投稿者の存在が広く世間に認知され、誰もが抵抗なく使うようになれば、蔑称めいたニュアンスも薄れるでしょう。そのために自分は投稿ブログを続けているわけですが、小説投稿者の地位を今よりもっと向上させるどころか、へっぽこすぎて逆に品位を下げているような気もします。
とにかくそういう気概もあって、ワナビという単語を小説のタイトルに使ったところ、「その単語はマイナスイメージが伴うので使うべきではない」という趣旨の評価シートが届きました。オタクは世間から充分に認知され、ラノベのタイトルに使われるような時代ですが、ワナビにそんな日が訪れるのはまだまだ遠い未来なんだな……と寂しくなった出来事です。
つい真面目に語ってしまいましたが、第三章「投稿あるある」で披露するのは、誰もが共感できる(はずの)エピソード。
肩の力を抜いて、気楽に楽しんで頂ければと思います。
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