アクセスが伸びない

 どうにかファビコンを設置して、投稿ブログを作ってみたけれど、アクセスが思うように伸びない……。

 実際、旅行ブログから転身した後は、ゼロからのスタートだったので、一日のアクセス数はかなり落ちてしまいました。訪問ユーザーは1桁が普通で、2桁に到達したら、その日はまるでお祭り気分。それゆえ記事を更新した後は、小まめに反応をチェックして、一喜一憂するのが習慣でした。とはいえ最初の一年は、固定ユーザーが少なかったので、数字を見て落ち込む場合の方が多かったです。


 今は昔とは大きく違って、誰でも自由に情報を発信できる、便利な時代になりました。

 ブログ・ツイッター・フェイスブック等、誰もが何かしらの形で、毎日SNSに触れている世の中です。逆に言うと、発信される情報の量があまりにも膨大で、たいていの内容は埋もれてしまうのが現実でしょう。

「ブログを書いたけど、アクセスが伸びない」

「ツイッターで呟いたけど、誰にも反応してもらえない」

 そういう時は決まって落ち込んでしまうものですが、冷静に考えてみれば、こちらの発信を瞬時に発見してもらうのは困難です。

 そこで大事なのが積み重ね。コツコツと発信を続けているうちに、読者なりフォロワーなり、受け取ってくれる人が増えていく。ネットはそういうものだと思うので、たとえアクセスが伸びなくても、焦らず活動しようと心に決めました。その結果として現在があるので、この考え方は、たぶん間違っていないと思います。


 ところで、これは小説にも言えるのではないでしょうか。

 名前の知れたネット作家でもない限り、小説投稿サイトに作品をアップしても、稼げるアクセスは微々たるものです。そこで諦めず、真面目に発信を続けた人が、結局は大きく成功できるのかなと。ネット連載中は無名だった小説が、出版社に見出されて書籍化された途端、爆発的な大ヒット作品に……なんていうケースもありますからね。

 とにかく何が主張したいかというと、情報を発信してから反応を得るまでには、タイムラグが存在するということです。そのタイムラグは一日かもしれないし、一か月かもしれないし、場合によっては一年以上かもしれません。だからこそ、結果が出ないと思ってすぐに諦めてしまうのは、非常に勿体ない行為なのではないでしょうか。

 自分はそう感じているので、ブログも小説投稿も道のりは険しいですが、長い目で地道に続けていこうと考えている次第です。

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