らくだ図書館のこれから
創作論の書籍は書店にたくさん並んでいますが、その一方、小説投稿者のエッセイは存在しないのが実情です。
自分はそういう状況に対して、長い間、大きな疑問を感じてきました。もちろん技術面に関する指導書は、素人ではなく、プロが書いてこそ意味があります。しかしながら、小説投稿者がリアルな体験談を披露するエッセイも、それこそ一冊くらいあってもいいのではないでしょうか。成功体験としては意味がなくても、気軽に笑える読み物として、存在価値があるように思うのです。
需要がないと切り捨てられたらそれまでですが、長らくブログを続けてきた手応えの中で、投稿エッセイは一定の需要があると確信しました。誠に残念ながら、書籍を供給する側は、その事実にまったく気付いていないようですが……。だから自分は、仮に作家デビューできた暁には、投稿エッセイを出したいと真剣に考えています。残念ながら、まだまだ遠い夢ですけどね。
何度も繰り返し主張しますが、小説投稿はツライ瞬間の連続で、まるで砂漠を旅するようです。
砂漠の旅は容易ではありません。灼熱地獄で喉は渇くし、飲み水はすぐに切れるし、そもそも方角が合っているのかも不明な状態。旅の目的地は一人一人それぞれ違うので、どれだけ不安を感じても、手を繋いで誰かとゴールはできません。過酷で孤独な一人旅です。
とはいえ、だからこそ、立ち寄って息抜きできる場所が必要なのではないでしょうか。投稿ブログ『らくだ図書館』は、そんな投稿砂漠のオアシスになれるようこれからも活動を続けていくので、是非とも気軽に訪ねてください。偶然にも自分のペンネームは「らくだ」ですが、砂漠を旅する皆様のお供をして、少しでも手助けできればと心から願っております。
以上、全六章にわたって、小説投稿エッセイをお届けしました。
創作を始めた理由、海外投稿の苦労話、小説投稿あるある、落選した時の心構え、失敗から得た教訓、らくだ図書館の裏話……。こうやって等身大の投稿生活を披露することで、同じような悩みを抱えている投稿者さん達に対し、少しでも背中を押すことができたなら幸いです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
皆様の投稿生活がより一層充実したものとなり、一日も早く素敵な夢が叶うよう、これからも&いつまでも全力で応援しています。
2016年6月1日(水) 常木らくだ
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