続編投稿あるある

 以下、電撃大賞の「よくある質問と回答」からの抜粋です。


【規定枚数を超える長編を、複数の応募作として応募することは可能でしょうか?】

・厳密には規定違反ではありませんが、審査の際にはあくまで1作品ごとに評価されます。完結していない、あるいはお話の途中から始まっている作品として、相応の評価がされることになります。


 この文章ですが、遠回しに「応募作は一作で完結させてね」と言っていますよね。

 ところがどっこい、これを読んだ6年前の自分は、続編投稿は可能なのだと勝手に判断し、喜び勇んで投稿作の続きを書いて応募しました。「可能でしょうか?」、「規定違反ではありません」、その部分しか見えていなかったのです。ひどい暴走っぷりですね。

 結論から先に述べると、本編と続編は両方とも一次通過し、発表リストに『バンジョーニ!』『バンジョーニ!(2)』が並びました。第17回電撃大賞の話です。結果確認後、勇んで某掲示板へ行ってみると、その件は早くも話題になっていました。

「続編……だと?」

「コイツやらかしたな」

「ブラックリスト行き決定」

「ワナビのくせに連載気分とかウケる」

 あ、あれ……?

 これはひょっとして、非常識な行動をしてしまった……?

 悪目立ちするとは、まさしくこのこと。そう気付いても手遅れでしたが、幸か不幸か(?)二次選考で両方とも落選したので、自分の話題は流れ星のごとく消え去りました。公募は一作完結が大前提で、シリーズ投稿は基本的にするべきではない、その鉄則を学んだ事件です。

 それから評価シートが届きましたが、確かに完全に一作品ごとに評価されており、続編を投稿しても有利な部分は一つもないように感じました。有利な部分がないどころか、賞によっては応募要項で明確に禁止されているので、やらない方が絶対に無難です。その一方、最近急増しているネット小説のコンテストは、基本的に上限文字数が定められていないので、長い作品を書きたい場合はネットで発表するのが賢明かもしれませんね。


 以上、常木らくだ最大の黒歴史でした。

 続編投稿を実行へ移す人はさすがに少ないでしょうが、受賞を想定して応募作の続きを考えてしまうのは、小説投稿あるあるだと今でも個人的に信じております。……ですよね?

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