概要
午前零時にウエディングドレスのMIKIがチャペルの尖塔に吊り下げられた
「この程度のアリバイ工作で警察を騙せると思った木下社長も、大甘だね」
傍らに座る可不可に言うともなく言うと、
「しょせん欲に駆られて、じぶんに都合よく考えた殺人計画など、砂上の・・・、ああ、何と言いましたっけ?」
「砂上の楼閣」
「ああ、その砂上の楼閣です」
可不可はすまし顔で言った。
【「売られた花嫁(大団円)」より】
「われわれは、木下社長のアリバイ作りにとことん利用された。まったく甘く見られたものだ」
今さら憤慨してもせんないことだが・・・。
「オートタイマーなどではないです」
可不可が口をはさんだ。
「へえ、オートタイマーではないって?」
【「売られた花嫁(その47)」から】
ロープを首に巻いたMIKIは、両手をだらりと下げてチャペルの尖塔から吊り下げられていた。
ジャンプして飛
傍らに座る可不可に言うともなく言うと、
「しょせん欲に駆られて、じぶんに都合よく考えた殺人計画など、砂上の・・・、ああ、何と言いましたっけ?」
「砂上の楼閣」
「ああ、その砂上の楼閣です」
可不可はすまし顔で言った。
【「売られた花嫁(大団円)」より】
「われわれは、木下社長のアリバイ作りにとことん利用された。まったく甘く見られたものだ」
今さら憤慨してもせんないことだが・・・。
「オートタイマーなどではないです」
可不可が口をはさんだ。
「へえ、オートタイマーではないって?」
【「売られた花嫁(その47)」から】
ロープを首に巻いたMIKIは、両手をだらりと下げてチャペルの尖塔から吊り下げられていた。
ジャンプして飛