概要
目指せヒーロー! 運動大好き少年がバク転とバク宙に挑戦してみた
【第29回スニーカー大賞(後期)参加作】
保育園に通っていた頃にテレビで見た戦隊ヒーローに憧れた巽孝哉は、夢中になってヒーローを応援していた。
しかし一年も経たないうちにヒーローが消えてしまった。そう「番組が終了した」のだ。
それでもヒーローへの思いがくすぶっている孝哉だったが、小学生になったある日テレビでヒーローの姿を見つけた。母親に尋ねたら器械体操の中継映像らしい。床の演技を見ていて驚いた。憧れていたヒーローが行なっていた技を、彼らは軽々とやってのける。ヒーロー以上の技も実施していた。
母親にねだって「器械体操」の教本を買ってもらうと、ひとりで小学校の砂場で前転跳びの練習は始めることにする。しかし補助もなしではいくらひとりで頑張っても身につくはずもない。なにせ器械体操は百年を超
保育園に通っていた頃にテレビで見た戦隊ヒーローに憧れた巽孝哉は、夢中になってヒーローを応援していた。
しかし一年も経たないうちにヒーローが消えてしまった。そう「番組が終了した」のだ。
それでもヒーローへの思いがくすぶっている孝哉だったが、小学生になったある日テレビでヒーローの姿を見つけた。母親に尋ねたら器械体操の中継映像らしい。床の演技を見ていて驚いた。憧れていたヒーローが行なっていた技を、彼らは軽々とやってのける。ヒーロー以上の技も実施していた。
母親にねだって「器械体操」の教本を買ってもらうと、ひとりで小学校の砂場で前転跳びの練習は始めることにする。しかし補助もなしではいくらひとりで頑張っても身につくはずもない。なにせ器械体操は百年を超
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