華と霊

生きることに疲れた主人公、暗闇だった心に少しずつ光が差込みます。ブラック企業に勤める主人公は、ある日森の中にある屋敷で自殺を図った。しかしそこに、突然男性が現れそれを止めようとする。男性に驚くも、思ってもいない言葉が口から出る。「殺す」次の瞬間、主人公は男性に向けて刃物を振り回していた。自分でも何がおきているのか、わからない。体が勝手に動いているのだ。早く逃げて…！心の中でそう想うも、男性には届かない。しばらく暴れていると、何かにつまづき、よろめいた。するとすかさず、男性が後ろに回り込み、背中をはたいた。すると、彼女は途端に力が抜け座り込む。なにがなんだか、わからないでいると、目の前に信じられない光景が飛び込んできた。

屋敷での一件以降、彼女はいつもと変わらない日常を送っていた。悪い意味で…続きを読む