概要
あとどれだけ生きれば、生きれば、生きれば、死んでいいの。
【あらすじ】
~第1章 星籠~
いつか、地上に棲めなくなった人々は《方舟》をつくり、空へと逃れた。
《かみさま》の影に怯えながら、雲に隠れて、人々は生きている。
そんな世界に或る双子の兄弟がいた。
空を飛ぶ力をもって生まれ、《戦闘機》として空でたたかうことを定められた瑠璃と、空を飛ぶ力をもたず夜毎おとなたちに夢を売ることを定められた玻璃。
《社》と《籠》に隔たれながらも、共に、ふたりは生きていた。
このまま、ずっと、こどもでいられたなら――けれど、それは叶わない。
七夕祭も近づいた、その年の夏、ふたりの日々は儚く罅割れていく。
おとなになれば、飛べなくなる。
おとなになれば、棄てられる。
閉ざされた世界の中で、ふたりが紡いだ願いは――
希望と絶望と、願いと祈りの物語。
~第2章 花
~第1章 星籠~
いつか、地上に棲めなくなった人々は《方舟》をつくり、空へと逃れた。
《かみさま》の影に怯えながら、雲に隠れて、人々は生きている。
そんな世界に或る双子の兄弟がいた。
空を飛ぶ力をもって生まれ、《戦闘機》として空でたたかうことを定められた瑠璃と、空を飛ぶ力をもたず夜毎おとなたちに夢を売ることを定められた玻璃。
《社》と《籠》に隔たれながらも、共に、ふたりは生きていた。
このまま、ずっと、こどもでいられたなら――けれど、それは叶わない。
七夕祭も近づいた、その年の夏、ふたりの日々は儚く罅割れていく。
おとなになれば、飛べなくなる。
おとなになれば、棄てられる。
閉ざされた世界の中で、ふたりが紡いだ願いは――
希望と絶望と、願いと祈りの物語。
~第2章 花
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?