概要
最高の思い出は、きっとその人間の心を救い出す。
会社を辞めた日の真夜中に、山奥の湖畔で出会った1人の青年。神主だという彼に誘われて、その仕事を手伝うことになった私は、様々な人達が見た夢の話を聞くことになる。大企業の役員、男子高校生、大学の同級生。その話を巡って、彼らに起こる不思議な事実を目の当たりにして、私は戸惑いながらも、次第にその仕事にやりがいを感じていく。
しかし、その仕事とその神主の青年には、私が知らなかった大きな秘密が隠されていた。
しかし、その仕事とその神主の青年には、私が知らなかった大きな秘密が隠されていた。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!榊の枝葉の如く、人生はいくつにも枝分かれしているものなんだよ。
夢を書き起こす仕事をしてみませんか?
失業中の女性主人公に、神主だという男性はそう依頼した。命の危機に瀕した人々が見る夢は特別で、それでいて危ないもの。しかも、その夢はすぐに忘れてしまう。そのため、神主は夢を文章にする仕事を、主人公に依頼し、主人公もこの仕事を承諾した。そして二人は死に瀕した人々の夢を、聞き取りに歩いては、文章に書き起こしていくことに。主人公もこの仕事にやりがいを感じていた。
ところが、主人公の親友の夫が夢の聞き取りを依頼してきたことから、物語は思わぬ方向に向かい始める。
そして、唐突に告げられたのは、仕事のバディ的な存在だった神主の男性が、もうすぐいなくなってしま…続きを読む