概要
死んでも復讐を果たす
ある日突然、自宅で命を奪われた宗馬正樹。最後に目にしたのは、動かなくなった妻の京子と、犯人の顔、そして首筋のサイコロの四の形をした黒子だった。
憎しみのあまり怨念の魂となった正樹は、自殺した少年、進藤拓真の身体に乗り移って復讐を誓うのだった。
憎しみのあまり怨念の魂となった正樹は、自殺した少年、進藤拓真の身体に乗り移って復讐を誓うのだった。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!大切な人を傷つけられたとき、あなたは復讐の道を選びますか?
主人公正樹は、愛する妻を目の前で殺され、自身も命を奪われた。だが、オカルト学者に救われ、拓真という高校生の身体に乗り移ります。特殊な力を得て。
正樹は、妻を苦しめた犯人を追い、復讐を誓います。その姿は怨霊そのもので、鬼気迫るものです。彼の存在は、決して「善」ではないのです。
正樹の姿を見ていると、復讐は彼を救うのか、本当の意味での救いとは?正義とは?様々な疑問が湧き起こります。
さて、自分は愛する人を目の前で殺され、同じ力を持ったとしたら、どのようにそれを扱うだろう。
それを想像したとき、自分の深い闇を覗いてしまいそうで身震いしてしまいました。
人間関係が複雑に絡み合いながらも、展開…続きを読む