テアトル・ド・シエル殺人事件

この物語は、19世紀後期フランスのような国、プランセールの首都パリを舞台に繰り広げられる異世界ミステリー小説です。

天国劇場という名の通り天国を模した豪奢な劇場。この舞台本番で殺人事件が起きるのです。犯行を行なったのは主人公の友人。主人公ドウヨは親友の危機を救うべく盟友（？）アーネストと事件の謎を解いていくのです。

まさに、王道のミステリー。異世界といえど、舞台はまさに19世紀後半のパリ。石畳の街並みが目に浮ぶようです。

ドウヨとアーネストのキャラクターがまた素敵で、二人の掛け合いをクスクス笑いながら眺めつつ、一緒に謎を解いていくように読み進めていきました。

この物語は続編のようです…続きを読む

こちらの作品は「イヴ・ド・パラディより愛を込めて」の続編となります。
読まれていなくても充分に楽しめますが、読まれた方がさらに楽しめます。
それぐらい、登場する人物達が魅力溢れています。

19世紀後期フランスのような国、プランセールの首都パリを舞台にした異世界ミステリーという事で、この空気を味わいながらのミステリーが好きという方にオススメします。

そして今回の殺人事件は、まさかの舞台上で起きてしまいます。
「天国劇場（テアトル・ド・シエル）」のこけら落とし公演での悲劇。
さぁ、あなたには、この事件の真相がわかるでしょうか？

謎を追いかけるのは、ドウヨとアーネストという男性。
性格も考え…続きを読む

アーサー・コナン・ドイルやアガサ・クリスティーを彷彿とさせる語り口が見事です。
マネしたいぐらいです。