第56話 ダンジョンでの再会(4)

「支援効果がそんなに高い訳が・・・」

「本当だよ。信用するかどうかは、リーゼロッテ次第だけど・・・」


「カンスケ、良かったの?」

「うん。こいつらのプライドからして、教えたところで漏れる事はない」


「なら、良いけど・・・」

クレアも不安顔。


ウェールズは、極上のポーションや解毒薬のおかげで回復していた。


カンスケたちは、目的のものを手に入れたので帰路についた。

そして、ウェールズとリーゼロッテも少し離れて・・・。


モンスターがたくさん出る。

クレアの一撃が・・・。

ダイアナの斬撃が・・・。


こんなに強い奴隷。

ありえない。


普通なら、俺のパーティに誘うぐらいだ。

こんな強くて可愛い奴隷をカンスケが買えるはずが・・・。


そう考えると、支援効果が高いと考えるのが正しい気もする。


「ウェールズ、怒るかもしれないけど、聞いて欲しい」

「なんだ?」


「私が弱くなったのは、呪いじゃない気がする。

 誤りだ・・・」

「俺もだ・・・。

 けど、俺だけ支援しないなんて・・・。

 そんな奴、パーティから追放して良かったと思っている」


「今後、私はどうすれば・・・」

「冒険者は難しいだろうな・・・。

 この実力じゃ。

 けど、俺が養ってやる」


「本当?」

「本当だ。先ほど、助けられたしな。

 自分が奴隷になる事も厭わずに・・・。

 そんな女を俺は捨てる事はできん」


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カンスケ:支援師

 リーゼロッテの幼馴染であり恋人だったが、勇者ウェールズに寝取られ、パーティを追放され、別の街へ逃避行する

 その街で鬼族少女の奴隷クレアを購入する

 リーゼロッテの情事をみたあとからインポに・・・

 絆によって支援効果が劇的に上がるチート的な能力が発覚・・・

 おっぱいを触るぐらいの関係だと10倍まで上昇するらしい

 戦闘だけでなく、薬の調合などにも効果があるらしい


クレア:

 鬼族の女の娘。

 カンスケに奴隷として購入される

 風貌は、購入時は、小学生ぐらいだったが、レベルアップして完全なる大人の女性に・・・

 大きな斧を振り回せるぐらいの力持ち


ダイアナ:騎士

 元貴族の女性。武道に優れ、知的な女性である

 父親が貴族として責任を果たしてなかったので処刑。その後取りとしての地位をはく奪する為に奴隷に・・・

 エルフ特有の薬の調合スキルを持っている


クリストファー:商人?

 青い三連星という盗賊に襲われている所を、カンスケたちに助けられた商人

 商業都市の実力者でクレアの冒険者登録に協力した

 手広く商売をしていて、カンスケ達に仕事をくれるらしい

 

リーゼロッテ:剣士

 攻撃一辺倒の前衛を担う

 カンスケの幼馴染であり恋人だったが、勇者ウェールズと恋仲に・・・

 そしてウェールズと一緒にピンチになっていた所をカンスケ達に助けられ、

 支援効果の真実を知り後悔する


ウェールズ:勇者

 パーティのリーダーであり要。タンク的役割も担う

 リーゼロッテを寝取るなど女には・・・

 エリザベスやマーガレットがパーティを抜けたあと、うまくいかずイライラするが

 リーゼロッテの癒しは気に入っている

 ピンチになっていた所をカンスケ達に助けられる


エリザベス:賢者

 火・風・水・土の属性魔法にて先制攻撃をしたり聖女のサポートで

 回復的役割を担う

 カンスケと別れたあとから、少し調子が悪い

 ウェールズに対する恋心から冷めてパーティを抜ける


マーガレット:聖女

 聖魔法で回復のスペシャリストだが、光属性魔法で攻撃のサポート的役割も担う

 カンスケと別れたあとから、少し調子が悪い

 エリザベスと共にパーティを抜ける

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