第20話 教会へ・・・ 後編

教会を出た4人。


「エリザベス、何をするんだ」

ウェールズがエリザベスにつかみかかる。

リーゼロッテは、オロオロして、マーガレットは、エリザベスの後ろに逃げている。


「ウェールズ、冷静になりなさい!」

「なんだ、この尼・・・」


「あのままの状態だと、勇者はく奪だったわよ」

「あの神父が悪い」


「冷静に考えて・・・。

 あのカンスケに神父が検知できない呪いができるはずがない。

 できるほど、優秀だったの?」

「そういう訳ではない」


「お人よしのカンスケが、優秀な呪いをできる奴に依頼できるはずもない」

「それは、そうかもしれないけど・・・」


「冷静に考えるとそうだ。

 優秀だったのか?あいつの支援は・・・。

 俺は、全く感じる事は出来なかったが・・・」

「それは、私たちもよく解らない。

 けど、優秀だったのかもしれない。

 この状況から推測すると・・・」


「今後、どうするんだ?」

「私とマーガレットは、このパーティから抜けるわ」


「なんでだ?」

「あなた達2人にはついていけない」


「俺の事、嫌いになったのか?」

「そうだね。もう、愛想つきた・・・」


「マーガレットもか?」

「私は、エリザベスについていく」


「そうだろうな・・・。

 わかったよ・・・。あばよ」


パーティは分割された。


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カンスケ:支援師

 リーゼロッテの幼馴染であり恋人だったが、勇者ウェールズに寝取られ、パーティを追放され、別の街へ逃避行する

 その街で鬼族少女の奴隷クレアを購入する


クレア:

 鬼族の女の娘。

 カンスケに奴隷として購入される

 風貌は、購入時は、小学生ぐらいだったが、レベルアップして大人の女性に・・・

 大きな斧を振り回せるぐらいの力持ち


クリストファー:商人?

 青い三連星という盗賊に襲われている所を、カンスケたちに助けられた商人

 商業都市の実力者でクレアの冒険者登録に協力した

 カンスケ達に仕事をくれるらしい


リーゼロッテ:剣士

 攻撃一辺倒の前衛を担う

 カンスケの幼馴染であり恋人だったが、勇者ウェールズと恋仲に・・・

 カンスケと別れたあとから、絶不調になる


ウェールズ:勇者

 パーティのリーダーであり要。タンク的役割も担う

 リーゼロッテを寝取るなど女には・・・


エリザベス:賢者

 火・風・水・土の属性魔法にて先制攻撃をしたり聖女のサポートで

 回復的役割を担う

 カンスケと別れたあとから、少し調子が悪い

 ウェールズに対する恋心から覚めてパーティを抜ける


マーガレット:聖女

 聖魔法で回復のスペシャリストだが、光属性魔法で攻撃のサポート的役割も担う

 カンスケと別れたあとから、少し調子が悪い

 エリザベスと共にパーティを抜ける

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