第19話 教会へ・・・ 中編

「今日は来てくれてよかったわ」

「エリザベス、そんな事言うなよ」


「一昨日来なかったのは誰ですか・・・」

「俺達だけど・・・」


「まぁ、良いじゃないですか」

「リーゼロッテ、あなたに言われるのが一番腹が立つ。

 カンスケが抜けたのは、あなたの裏切りでしょう。

 そのせいで、マーガレットと私までこんな事に・・・」


「そうなんだけど・・・。

 ごめんなさい」

「まぁ、良いじゃないか。

 今日、原因がはっきりわかるんだから・・・」


「私たちは、弱くなって冒険者として苦労しているんですから・・・」

「マーガレットごめん。

 けど、今日でおしまいだ。

 早速行こう」


休み明けなので教会は混雑している。


昼近くになってようやく順番が・・・。


「どうされましたか」

「昔の仲間に呪いをかけられたみたいなんだが・・・」


「承知しました。『アプレェィザァ』」


・・・


「呪いなんてかかってないですよ」

「そんな訳はない」


「しかし、神の加護で調べました」

「お前の能力が低いんじゃないか?」


「いえ、そんな事はないと思います。

 それほど、高度な実力者なのですか?」

「いや、使えない支援師だ」


「それなら、呪いではなく、支援がなくなった影響では・・・」

「そんな訳はない。

 お前では役不足だ。もっと・・・」


エリザベスが水の魔法を口めがけて放つ。

「マーガレット、あとを頼む」

「はい」


「申し訳ございません。

 神父様。大変、失礼な事を・・・。

 また、後日伺うかもしれません。

 その時はお願いします」

お布施を支払いして、すぐに教会を後にした。 


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カンスケ:支援師

 リーゼロッテの幼馴染であり恋人だったが、勇者ウェールズに寝取られ、パーティを追放され、別の街へ逃避行する

 その街で鬼族少女の奴隷クレアを購入する


クレア:

 鬼族の女の娘。

 カンスケに奴隷として購入される

 風貌は、購入時は、小学生ぐらいだったが、レベルアップして大人の女性に・・・

 大きな斧を振り回せるぐらいの力持ち


クリストファー:商人?

 青い三連星という盗賊に襲われている所を、カンスケたちに助けられた商人

 商業都市の実力者でクレアの冒険者登録に協力した

 カンスケ達に仕事をくれるらしい


リーゼロッテ:剣士

 攻撃一辺倒の前衛を担う

 カンスケの幼馴染であり恋人だったが、勇者ウェールズと恋仲に・・・

 カンスケと別れたあとから、絶不調になる


ウェールズ:勇者

 パーティのリーダーであり要。タンク的役割も担う

 リーゼロッテを寝取るなど女には・・・


エリザベス:賢者

 火・風・水・土の属性魔法にて先制攻撃をしたり聖女のサポートで

 回復的役割を担う

 カンスケと別れたあとから、少し調子が悪い


マーガレット:聖女

 聖魔法で回復のスペシャリストだが、光属性魔法で攻撃のサポート的役割も担う

 カンスケと別れたあとから、少し調子が悪い

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