第5話 君の名は?

鬼族の女の娘を見た。

まだ、小さい。

小学校の低学年って感じだ。


けど、戦えるらしい。

なんか、怯えている。


「君の名は?」

・・・


「君の名は?」

「くれあ」


「そうか、クレアか。

 年齢はいくつなの?」

「12さい」


意外と年齢は大きい。


「お客様。鬼族は、強くならないと体が大きくならないんです」

「レベルアップすれば大きくなるって事か?」


「はい。けど、大きな個体を奴隷にする事は難しいので、

 レベルアップをさせていないのです」

「なるほど・・・。

 クレア、僕の事は怖いか?」


・・・


クレアはじっくり僕の事を見ている。


・・・


「なんか、やさしい目をしている。

 こわくないよ」

「ありがとう。これから、冒険者として一緒に戦ってもらう。

 大丈夫か?」


「たたかうよ。

 けど、あたしはつよくない。

 それでもいい?」

「サポートはする。

 だから、大丈夫だ。

 一緒に行こう」


「はい。ごしゅじんさま」

「僕の事は、ご主人様じゃなくていい。カンスケって呼んでくれ」


「はい。かんすけさま」


一緒に市場から出た。


「クレアはどんな武器が良いんだ?」

「わかんない」


「戦った事はないのか?」

「すこしだけあるけど・・・」


「その時は何を使った?」

「おの」


二人は武器屋で斧を見た。

「こんな大きなもの使えるのか?」

「うん」


軽々振り回している。


鬼族恐るべし・・・。


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カンスケ:支援師

 リーゼロッテの幼馴染であり恋人だったが、勇者ウェールズに寝取られ、パーティを追放され、別の街へ逃避行する

 その街で鬼族少女の奴隷クレアを購入する


クレア:

 鬼族の女の娘。

 小学生ぐらいの風貌だが、大きな斧を振り回せるぐらいの力持ち。

 カンスケに奴隷として購入される


リーゼロッテ:剣士

 攻撃一辺倒の前衛を担う

 カンスケの幼馴染であり恋人だったが、勇者ウェールズと恋仲に・・・


ウェールズ:勇者

 パーティのリーダーであり要。タンク的役割も担う

 リーゼロッテを寝取るなど女には・・・


エリザベス:賢者

 火・風・水・土の属性魔法にて先制攻撃をしたり聖女のサポートで

 回復的役割を担う


マーガレット:聖女

 聖魔法で回復のスペシャリストだが、光属性魔法で攻撃のサポート的役割も担う

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