第107話 それぞれの道 勇者編(3)

ウェールズは、いつものようにリーゼロッテとギルドに向かう。

そして、ソロ向きの依頼を受けようとしていた。


「ウェールズさん。

 ギルドマスターが打ち合わせをしたいとの事です」

「今からか?」


「できる限り早くと伺っています」

「そうか・・・。リーゼロッテ、準備をしておいてくれるか?」

「わかった」


リーゼロッテは準備をする為にギルドから出て行った。

そして、俺はギルドマスターの部屋に向かった。


「ウェールズ。今月中に実績を出さないと『勇者』はく奪になるぞ」

「どういう事だよ。

 なんで、俺が『勇者』をはく奪されるんだ?」


「勇者になる時に説明したはずだが・・・」

「知らねぇよ」


「やれやれ・・・。

 勇者には、特典がある。

 それと同時に責任も・・・。

 最近、お前たちは、貢献度が低い」

「それは、リーゼロッテが・・・」


「そんなのは関係ない。

 パーティを運営するのも仕事だ。

 それができていないお前が悪い。

 実績がなければ、その地位はなくなるのが当然の結果だ」

「はく奪されるとどうなるんだ?」


「勇者手当がなくなる。そして、50%割引も・・・」

「それは・・・。

 俺はどれだけの実績を出せば良いんだ?」


「そうだな。少なくともS級の依頼を1件はこなす必要がある」

「S級・・・。ソロでできそうな奴はないか?」


「お前の実力だと無理だろう。

 レッサードラゴンを数匹倒すぐらいの実績だから・・・」


打ち合わせの後、ウェールズは、なんとか『勇者』の地位を守る事ができないか考えていた。


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カンスケ:支援師

 リーゼロッテの幼馴染であり恋人だったが、勇者ウェールズに寝取られ、パーティを追放され、別の街へ逃避行する

 その街で鬼族少女の奴隷クレアを購入する

 リーゼロッテの情事をみたあとからインポになるが、ダイアナに叩かれた事により復活する。

 絆によって支援効果が劇的に上がるチート的な能力が発覚・・・

 おっぱいを触るぐらいの関係だと10倍まで上昇するらしい

 セックスするとさらに・・・

 戦闘だけでなく、薬の調合などにも効果があるらしい


クレア:

 鬼族の女の娘。

 カンスケに奴隷として購入される

 風貌は、購入時は、小学生ぐらいだったが、レベルアップして完全なる大人の女性に・・・

 大きな斧を振り回せるぐらいの力持ち


ダイアナ:騎士

 元貴族の女性。武道に優れ、知的な女性である

 父親が貴族として責任を果たしてなかったので処刑。その後取りとしての地位をはく奪する為に奴隷に・・・

 エルフ特有の薬の調合スキルを持っている


アンネローゼ:鍛冶師

 貴重なドワーフの女性。

 年配のドワーフの傾向である『おっぱいが大きくヒップが小さい』が若い女性。

 おっぱいは三人の中で一番大きい。

 鍛冶師のランクは低い。


クリストファー:商人?

 青い三連星という盗賊に襲われている所を、カンスケたちに助けられた商人

 商業都市の実力者でクレアの冒険者登録に協力した

 手広く商売をしていて、カンスケ達に仕事をくれるらしい


サンダース家

 公爵家であり商人の家柄。

 クリストファーさんの家とは近しい関係ではあるが、同じ派閥ではないらしい

 

リーゼロッテ:剣士

 攻撃一辺倒の前衛を担う

 カンスケの幼馴染であり恋人だったが、勇者ウェールズと恋仲に・・・

 そしてウェールズと一緒にピンチになっていた所をカンスケ達に助けられ、

 支援効果の真実を知り後悔する


ウェールズ:勇者

 パーティのリーダーであり要。タンク的役割も担う

 リーゼロッテを寝取るなど女には・・・

 エリザベスやマーガレットがパーティを抜けたあと、うまくいかずイライラするが

 リーゼロッテの癒しは気に入っている

 ピンチになっていた所をカンスケ達に助けられる


エリザベス:賢者

 火・風・水・土の属性魔法にて先制攻撃をしたり聖女のサポートで

 回復的役割を担う

 カンスケと別れたあとから、少し調子が悪い

 ウェールズに対する恋心から冷めてパーティを抜ける


マーガレット:聖女

 聖魔法で回復のスペシャリストだが、光属性魔法で攻撃のサポート的役割も担う

 カンスケと別れたあとから、少し調子が悪い

 エリザベスと共にパーティを抜ける

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