第17話 そのころ・・・勇者パーティは・・・

カンスケを追放したウェールズ達は、冒険者を続けていた。


しかし、エリザベスとマーガレットとリーゼロッテの3人の調子が上がらない。

特にリーゼロッテの調子は絶不調だ。


「なんで調子が・・・、もしかして、カンスケの影響では・・・」

「リーゼロッテ、そんな事ないだろう。

 僕は多少は影響があるが、誤差ぐらいだぞ。

 あいつの支援の能力なんて・・・」


「けど、私も調子が落ちています。

 マーガレットも落ちていますよね」

「そうですね。なんで、私たちだけ・・・。

 呪い?その可能性は?」


「呪いか・・・。

 カンスケが呪いをかけたのであれば、リーゼロッテが一番被害を食らっているのも説明はできる。

 けど・・・呪うなら俺を呪わないか?」

「そうですよね。私とエリザベスよりウェールズの方が呪いを弱くする事は考えにくい・・・」


「私とマーガレットよりリーゼロッテが被害が大きいのは、耐性が低いからって事は考えられないですか?」

「なるほど・・・。それなら、可能性が・・・」


みんなで頷く。


「よし、明日、呪いの専門家に見てもらおう。

 呪いは禁呪だ。

 それがわかったら、カンスケの野郎を捕まえて処刑する方向に・・・。

 そうと決まれば、今日は前祝だ。

 みんなで飲もう」


どんちゃん騒ぎで夜が更けていった。


-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-

カンスケ:支援師

 リーゼロッテの幼馴染であり恋人だったが、勇者ウェールズに寝取られ、パーティを追放され、別の街へ逃避行する

 その街で鬼族少女の奴隷クレアを購入する


クレア:

 鬼族の女の娘。

 カンスケに奴隷として購入される

 風貌は、購入時は、小学生ぐらいだったが、レベルアップして大人の女性に・・・

 大きな斧を振り回せるぐらいの力持ち


クリストファー:商人?

 青い三連星という盗賊に襲われている所を、カンスケたちに助けられた商人

 商業都市の実力者でクレアの冒険者登録に協力した

 カンスケ達に仕事をくれるらしい


リーゼロッテ:剣士

 攻撃一辺倒の前衛を担う

 カンスケの幼馴染であり恋人だったが、勇者ウェールズと恋仲に・・・

 カンスケと別れたあとから、絶不調になる


ウェールズ:勇者

 パーティのリーダーであり要。タンク的役割も担う

 リーゼロッテを寝取るなど女には・・・


エリザベス:賢者

 火・風・水・土の属性魔法にて先制攻撃をしたり聖女のサポートで

 回復的役割を担う

 カンスケと別れたあとから、少し調子が悪い


マーガレット:聖女

 聖魔法で回復のスペシャリストだが、光属性魔法で攻撃のサポート的役割も担う

 カンスケと別れたあとから、少し調子が悪い

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る