第78話 名残惜しいけど・・・

いろいろあったクルーズ船も終わった。

そして自宅への帰り道。


クレアは行きと同じように寝ている。

僕の肩に頭をのせて・・・。

ダイアナも、眠そうだ。


「ダイアナ、寝ても良いんだよ」

「カンスケも眠いと思うのに、私だけ・・・

 肩をお借りしても良いですか?」


「良いよ。二人とも疲れていると思うから、寝ても良いのに・・・」

「それより、今後について、カンスケはどうしたいですか?」


「そうだなあ。今の関係を続けれると良いと思うけど・・・」

「私も・・・」


「それなら、この方向で・・・」

「けど・・・。パーティの人数をもっと増やした方が良いと思わないんですか?」


「まぁ、戦力を安定させるには、必要だよね。

 けど、3人の関係を壊す事になったら嫌だし・・・」

「奴隷なら、そんな事にはならないと思いますよ」


「普通ならそうかもね」

「どういう事ですか?」


「知っての通り、僕はそんなに割り切れない。

 たぶん、人数が増えると・・・」

「けど、邪険にはしないでしょう」


「うん。それは当然でしょう」

「そこが、カンスケのすごい所だよね。

 私は、奴隷なんだよ。気にしなくても・・・。

 けど、そんなカンスケだからこそ、絆が深まって

 支援効果が高まると思うんだ」


「たしかに・・・。増やしても良いかなぁ?」

「良いと思うよ」


そんな事を話しながら、自宅へ向かっていた。


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カンスケ:支援師

 リーゼロッテの幼馴染であり恋人だったが、勇者ウェールズに寝取られ、パーティを追放され、別の街へ逃避行する

 その街で鬼族少女の奴隷クレアを購入する

 リーゼロッテの情事をみたあとからインポになるが、ダイアナに叩かれた事により復活する。

 絆によって支援効果が劇的に上がるチート的な能力が発覚・・・

 おっぱいを触るぐらいの関係だと10倍まで上昇するらしい

 セックスするとさらに・・・

 戦闘だけでなく、薬の調合などにも効果があるらしい


クレア:

 鬼族の女の娘。

 カンスケに奴隷として購入される

 風貌は、購入時は、小学生ぐらいだったが、レベルアップして完全なる大人の女性に・・・

 大きな斧を振り回せるぐらいの力持ち


ダイアナ:騎士

 元貴族の女性。武道に優れ、知的な女性である

 父親が貴族として責任を果たしてなかったので処刑。その後取りとしての地位をはく奪する為に奴隷に・・・

 エルフ特有の薬の調合スキルを持っている


クリストファー:商人?

 青い三連星という盗賊に襲われている所を、カンスケたちに助けられた商人

 商業都市の実力者でクレアの冒険者登録に協力した

 手広く商売をしていて、カンスケ達に仕事をくれるらしい

 

リーゼロッテ:剣士

 攻撃一辺倒の前衛を担う

 カンスケの幼馴染であり恋人だったが、勇者ウェールズと恋仲に・・・

 そしてウェールズと一緒にピンチになっていた所をカンスケ達に助けられ、

 支援効果の真実を知り後悔する


ウェールズ:勇者

 パーティのリーダーであり要。タンク的役割も担う

 リーゼロッテを寝取るなど女には・・・

 エリザベスやマーガレットがパーティを抜けたあと、うまくいかずイライラするが

 リーゼロッテの癒しは気に入っている

 ピンチになっていた所をカンスケ達に助けられる


エリザベス:賢者

 火・風・水・土の属性魔法にて先制攻撃をしたり聖女のサポートで

 回復的役割を担う

 カンスケと別れたあとから、少し調子が悪い

 ウェールズに対する恋心から冷めてパーティを抜ける


マーガレット:聖女

 聖魔法で回復のスペシャリストだが、光属性魔法で攻撃のサポート的役割も担う

 カンスケと別れたあとから、少し調子が悪い

 エリザベスと共にパーティを抜ける

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