第9話 大きくなってない?

「カンスケ、おはよう」

「まだ、寝かせてくれ・・・」


「もう、朝だよ」

「わかったよ」


カンスケは目をこすりながら起きる。

外を見ると、少し早いけど、確かに朝だ。


クレアを見ると、Tシャツとズボンの間に布がない部分が・・・。

お臍が見えている。


「あれ?大きくなってない?」

「うん。たぶん、レベルアップしたから・・・」


「こんなに早く大きくなるのか?」

「最初は大きくなれるかも・・・。

 明日からは、そんなに大きくなれないと思うよ」


「そうか・・・。

 服を買わないといけないけど・・・」

「大丈夫。

 昨日買ってもらったマントを羽織れば・・・」


クレアは、フード付マントを羽織る。


「確かに・・・。

 似合っているね。

 けど、もう少し大きくなったらマントが短く感じるから、次の村で買おう」

「ありがとう。だーいすき」


こういう仕草を見ると、普通の女の子だ。

鬼族だからって差別しなくても良いのに・・・。


二人は、朝食を宿屋でもらって次の村に向かった。

先日とは異なり、あんまり、モンスターが出ない・・・。


全然、レベルアップできない。


途中、お昼にして、クレアと訓練をする。

先日より、体が大きくなっているからか、強い。


「クレア、上手になっているな」

「ありがとう」


そうこうしているうちに2日目の移動が終わった。


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カンスケ:支援師

 リーゼロッテの幼馴染であり恋人だったが、勇者ウェールズに寝取られ、パーティを追放され、別の街へ逃避行する

 その街で鬼族少女の奴隷クレアを購入する


クレア:

 鬼族の女の娘。

 カンスケに奴隷として購入される

 風貌は、購入時は、小学生ぐらいだったが、レベルアップして今は中学生ぐらいに・・・

 大きな斧を振り回せるぐらいの力持ち


リーゼロッテ:剣士

 攻撃一辺倒の前衛を担う

 カンスケの幼馴染であり恋人だったが、勇者ウェールズと恋仲に・・・


ウェールズ:勇者

 パーティのリーダーであり要。タンク的役割も担う

 リーゼロッテを寝取るなど女には・・・


エリザベス:賢者

 火・風・水・土の属性魔法にて先制攻撃をしたり聖女のサポートで

 回復的役割を担う


マーガレット:聖女

 聖魔法で回復のスペシャリストだが、光属性魔法で攻撃のサポート的役割も担う

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