第45話 それぞれの道 エリザベス・マーガレット編(2)

いつものように二人でダンジョンに潜っていた。

そして、昼休憩を・・・。


「エリザベス、私、思うんだけど・・・、

 カンスケって、支援効果が優秀だったんじゃないかなぁ」

「どうして?」


「二人でダンジョンに入っている時、今より少し劣っていた感じだったと思う。

 最初、あのパーティに入った時、支援効果を感じなかった。

 けど、少しして、私たちの実力が急上昇したように感じたと思う。

 あれが、支援効果だったんじゃないかなぁ」

「けど、ウェールズは、全く感じられないって・・・」


「勇者の加護で阻害している事は考えられない?」

「可能性は、否定できないけど・・・。

 現実的ではない気もする」


「そうだよね。

 だけど、私たちより長く一緒にいるリーゼロッテが一番、効果が高いというのは

 納得がいくと思うんだ」

「たしかに・・・」


「彼女の能力が急激に下がった理由も・・・」

「本当だ。

 けど、別れてしまったから、私たちも、あいつらも

 カンスケと一緒に戦う事は・・・」


「そうだね。

 けど、その可能性は、十分に考慮した方が良いと思う。

 今後、私たちの本当の実力把握のためには・・・」

「たしかに・・・。それは必要かもね」


エリザベスとマーガレットは、今まで以上に慎重に戦う事にしていた。

それが、正解である事を知らずに・・・。


-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-

カンスケ:支援師

 リーゼロッテの幼馴染であり恋人だったが、勇者ウェールズに寝取られ、パーティを追放され、別の街へ逃避行する

 その街で鬼族少女の奴隷クレアを購入する

 リーゼロッテの情事をみたあとからインポに・・・

 絆によって支援効果が劇的に上がるチート的な能力が発覚・・・

 おっぱいを触るぐらいの関係だと10倍まで上昇するらしい


クレア:

 鬼族の女の娘。

 カンスケに奴隷として購入される

 風貌は、購入時は、小学生ぐらいだったが、レベルアップして完全なる大人の女性に・・・

 大きな斧を振り回せるぐらいの力持ち


ダイアナ:騎士

 元貴族の女性。武道に優れ、知的な女性である

 父親が貴族として責任を果たしてなかったので処刑。その後取りとしての地位をはく奪する為に奴隷に・・・


クリストファー:商人?

 青い三連星という盗賊に襲われている所を、カンスケたちに助けられた商人

 商業都市の実力者でクレアの冒険者登録に協力した

 手広く商売をしていて、カンスケ達に仕事をくれるらしい

 

リーゼロッテ:剣士

 攻撃一辺倒の前衛を担う

 カンスケの幼馴染であり恋人だったが、勇者ウェールズと恋仲に・・・

 カンスケと別れたあとから、絶不調になる


ウェールズ:勇者

 パーティのリーダーであり要。タンク的役割も担う

 リーゼロッテを寝取るなど女には・・・

 エリザベスやマーガレットがパーティを抜けたあと、うまくいかずイライラするが

 リーゼロッテの癒しは気に入っている


エリザベス:賢者

 火・風・水・土の属性魔法にて先制攻撃をしたり聖女のサポートで

 回復的役割を担う

 カンスケと別れたあとから、少し調子が悪い

 ウェールズに対する恋心から冷めてパーティを抜ける


マーガレット:聖女

 聖魔法で回復のスペシャリストだが、光属性魔法で攻撃のサポート的役割も担う

 カンスケと別れたあとから、少し調子が悪い

 エリザベスと共にパーティを抜ける


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る