霧の黄昏

ユースリア大陸のほぼ中央に位置するファールデン王国。唯一絶対の女神、フォーラ神信仰を国教とするこの国では、国権が国王と教皇の二つに分かたれており、その微妙な力関係の中で大陸の盟主としての地位が築き上げられてきた。

ファールデン紀一三一三年、当代教皇フィオナ・ファルナードが暗殺されたことにより、国王と教皇の均衡が崩れる。そんな中、教皇フィオナからこの国の存亡に関わる神の宣託を受けた聖堂騎士ドルキン・アレクサンデルは、各地の聖堂神殿の宝具を集め、そこに現出した魔物を斃し、フォーラ神の破られた禁忌を再び封印するために、修道女ミレーアとともに旅立つ。