カタツムリの僕はマイマイカブリの君に恋をする

　学ランを着たカタツムリと、セーラー服を着たマイマイカブリが、毎日ベッドでお食事会しつつ大人になっていく。

　今年から中学生の僕、貝被　塗道は、登校中に熱中症で動けなくなった。助けてくれたのは同じ学校に通う一つ上の先輩、マイさんだった。
　助けて貰ったお礼をしたい僕は、先輩が抱える悩みを解決するために、我が身を犠牲にすることになる。
　大人になるために、男になるか女になるかを選ばなければいけない僕と、大人になる為に僕を食べるマイさん。
　マイさんが所属する異種族文化研究会に入会することになった僕。
『多様な種族の共同生活に伴い発生しうる、軋轢と誤解を防ぐための、各文化の認識、理解、および研究と周知』が活動内容だ。

　マイさんとイチャイチャ、くちゃくちゃごくんされながら、異種族を研究する中…続きを読む