第45話 十兵衛、酒を飲む。
「到着ぅ、いい店でしょぉ?」
以前行った魔法ギルドからほど近い所に、その店はあった。
慎ましやかな佇まいの上、何の看板も出ておらん。
昼間前を通っても気付かないような店じゃな。
「ほう・・・会員制かの?」
「んふーふ、まあ似たようなものだねぇ・・・さ、入って入って」
レイヤが先に立って歩き、扉の横に付いているガラス板にその指を押し付けた。
ウゥン・・・と唸るような音が聞こえ、一拍遅れて声が届く。
『アルゥレイヤ様、お待ちしておりました』
落ち着いた男の声じゃ。
しかし、まるでインターフォンじゃな。
魔法は便利じゃのう。
「しばらくだねぇロングさん。今日は予約に加えてゲストも1人追加だけどいい?」
『貴方様の客人は、我々の客人でもありますので・・・ご遠慮なさらず』
「いいってさぁ、ジュウベエくん」
お許しが出たようじゃな。
レイヤは扉を開け、わしの手を取る。
ぐいと手を引かれ、入店した。
「・・・なんと」
「あははぁ、いい顔、いい顔」
『いいかおー!』
編み笠を取ったわしは、店内を見て驚く。
どうなっておるんじゃこれは・・・外からの広さでは釣り合わんぞ!
傭兵ギルドの酒場よりも狭そうに見えた店が、中に入って見ればなんという広さじゃ。
明らかにおかしい・・・どう考えても3倍ほどの面積がある。
魔法で空間を広げておるのか!?
そうとしか思えぬ。
「魔法とは、便利じゃのう・・・」
「んふふ、便利便利・・・さあこっちこっちぃ」
それなりに賑わっておるが、どこか落ち着いた雰囲気の客たちの間を縫い、さらに店の奥へ。
「『万唱』か」「へえ、珍しい」「横の男・・・ただものではないな」
それなりに注目されておる。
レイヤはかなりの有名人らしい。
まあ、王都魔法ギルドから直々にやってきたんじゃからな・・・それも当然か。
しかし周りの客・・・魔法使いか戦士か知らぬが、いずれも一門の達人と見える。
立ち振る舞いに隙がないわ。
ふふ、楽しくなってきたのう・・・強者がこんなにもおるか。
やはり最高じゃ、この世界。
「ようこそお越しくださいました、アルゥレイヤ様、そしてお客人」
テーブル群を抜けると、男が一人。
上等な黒い服に身を包んだ、50ほどの人族。
この声・・・先程の呼び鈴の男か。
「拙者、十兵衛と申す」
「ジュウベエ様、本日はお越しいただき誠にありがとうございます。わたくし、店長のロングと申します・・・以後、お見知りおきを」
ロング殿はそう言って深々と頭を下げる。
・・・ほう、ほうほう。
所作にブレが一切ない。
重心も一定じゃ・・・こやつ、強いのう。
『じゅーべーのめがこわい!』
精霊がわしの頭に乗ってわめく。
おっと、いかんいかん。
先程の戦いの興奮が抜けておらんようじゃ・・・反省せねばな。
「今日はどうされますか?」
「んん~・・・おまかせでぇ!」
「承りました」
「後で2人来るからその子たちの分もね!」
まるで居酒屋のような注文をした後、レイヤは壁際の豪奢なテーブルへ歩いていく。
そこが、指定席か。
「店主殿、誓って乱暴狼藉はせぬが・・・この刀は持っていきたい」
「ええ、ご自由にどうぞ」
・・・なんとも、すぐに許されたのう。
わしを信用しているのか、それとも暴れても何の問題もないほど警備がしっかりしておるのか・・・
まあ、よいわ。
運動をしたら腹が減ったし喉も乾いた。
楽しむとしようか。
「かんぱぁい」
「乾杯」
ちりん、とグラスが鳴る。
紫色の酒を口に含む。
芳醇な香りが広がる・・・舌触りも滑らかじゃ。
葡萄酒のような・・・少し違うような。
美味い酒じゃな。
間違いなく、この世界に来てから一等の上物じゃ。
「美味い」
「ふふぅふ・・・随分と『いいお酒』を飲みなれているようだねえ。初めて飲んだとはとても思えないなぁ」
おっと、しっかり観察されておったか。
しかしまあ、こやつはエルフに連なる者。
色々と物知りのようじゃし、隠し事はできぬか。
「ふむ・・・回りくどい話はナシとしようか。わしに、何が聞きたい」
部下の侘びと言うておったが、どこまで本気かの。
あの鎧が襲ってきたのは独断だとしても・・・ただの世間話をするためにこうしておるわけでもあるまい。
「ありゃ、駆け引きはお嫌いかい?」
「場合によるのう、別に探られて痛い腹でもなし」
その美しい瞳をおかし気に歪めながら、レイヤはわしを見ている。
「キミってば、戦い以外のことには興味がないのかなぁ?」
「心外じゃな。酒に食い物に女・・・いくらでもあるぞ」
特に女じゃな。
この世界では、前の所ではとてもお目にかかれそうもない美人がひしめいておる。
強者の次くらいには心が躍るわい。
「即物的だなあ・・・あ、つまみが来たよぉ、どんどんやってねぇ」
つまみと一括りにするには豪華すぎる料理が運ばれて来た。
種類の違う肉が、香草を添えてそれぞれまとめられておる。
例によって何の肉かはわからんが、それでもすこぶる美味そうじゃ。
「お待たせいたしました」
まさかの店主自らが運んできたのは驚いたが。
レイヤはかなりの上客らしい。
「実の所ねえ、こうしてここにいることで私の目的は・・・大体8割は叶ってるんだよねぇ」
肉をうまそうに頬張りながら、レイヤが言う。
「『万識』なんて大仰な名前で呼ばれちゃいるけど、知らない事の方が多いのさ、私は」
「・・・その一つが、わしか」
「ご明察ぅ」
豊かな風味の肉を酒で流し込む。
ううむ・・・美味い。
美味いが・・・量が少ないな。
「あ、どんどん来るからどんどん食べなよぉ」
「ふむ、それで・・・何かわかったかの?」
水を向ける。
どうせここは他の客からは大分離れておる。
聞かれることはないじゃろう。
それに・・・何やら妙な気配がする。
『結界』でも張っておるんじゃろう、どうせ。
「えっとねぇ・・・まずは魂と肉体の波長がズレてる。具体的に言えば、老人の魂に若者の肉体だねぇ」
いつだか、セリンも似たようなことを言っておったな。
しかし一目で看破するとは・・・セリン以上の観察眼というわけか。
「死霊術ではないね、ズレてはいるが両方ともキミのものだ。それに・・・匂う」
「誰かさんの部下相手に散々運動したからのう」
「全然本気じゃなかった癖にぃ。匂いってのはね、そういうことじゃ無くて・・・キミの魂に染みついた匂いさ」
ふむ、どういうことじゃろうか。
ちんぷんかんぷんなので聞き流しておく。
レイヤは勢いよく肉を噛み千切ると、頬に肉汁を付けたまま笑い、
「―――他の世界の、においがする」
そう呟いた。
・・・ふむん。
「ご明察じゃな」
「・・・あれぇ?驚かないねぇ」
何やらあての外れた表情をするレイヤ。
「隠したところでどうこうなるわけではないしの。それでわしという人間が変わるわけでもなし」
ぬ、この付け合わせの葉物・・・山葵の風味がする!
これは後で店主に聞いておこう。
「じゃ、じゃあ・・・本当に異世界の人なの?」
「なんじゃ、確信があったわけではないのか」
「ううん・・・たぶんそうだと思ったけどさ、カマかけて様子を見ようって・・・こうまで動じないとは思わなかったよ」
馬鹿々々しい。
その程度で動揺してたまるか。
異世界人じゃと死刑になるわけでも・・・ならんよな?
「まあ、わしとしてはあたりかまわず言い触らされねばどうでもよいわ。・・・せんよの?」
「しないしなあい!個人的な興味だけだよぉ・・・」
レイヤはぐびぐびと喉を鳴らして酒を呷った。
「・・・ぷふぅ。いやあ・・・ほとんど希望が叶っちゃったなあ」
「そうか、それは何よりじゃ」
そんなことを聞くために呼んだのか。
おかげでいいただ酒が飲めるわい。
「あっそうだ・・・あのさ、ついでなんだけどさぁ・・・なんでここに来れたか聞いてもいい?」
「ふむ、ではつまみにでも・・・」
前にセリンたちに語ったことを、もう一度話すことにした。
「んあー・・・なるほどなるほど・・・」
話を聞き、レイヤが頷いておる。
「なーんか覚えがある神気を感じると思ったら・・・リトス様だったのかぁ。それにしても凄いね、五体満足で加護貰えるなんて」
神気・・・とな。
まあ神様の気配みたいなもんなんじゃろう。
そのようなものまでわかるとは、すごいのう。
「毎度毎度そこで驚かれるのう」
「たぶん歴史上片手の指で足りるくらいだよ?欠損なしで加護貰ったの」
ふむん。
中々に珍しい事のようじゃな。
「・・・ぶっちゃけ異世界人ってことよりそっちの方がマズいかもねぇ」
香ばしく炒められた枝豆のようなものを頬張り、酒で流し込む。
ううむ・・・出てくるものすべてが美味い。
通いたくなるのう、ここ。
「聞いてるのぉ?・・・リトス様の大のお気に入りってことはね、敵対する神々にとっては絶好の的なんだよぉ?」
「む・・・神様も戦争なんぞなさるのか?」
敵対する神々とな。
「わかりやすく言えば代理戦争・・・かな。それぞれの信徒を戦わせて、まあ駒取り?陣取り?みたいなもんかねぇ」
「ふむ、なるほどのう」
「神々は直接の戦闘が禁じられているからねぇ。そんなことしちゃこの世界が粉々になっちゃうし」
なんとまあ。
急にスケールが大きくなったのう。
しかし『禁じられている』か。
リトス様たちの上にも、どうやらまだ何かがおわすらしいのう。
「ざっくり言うとね、神々は2つの派閥に分かれてるのさ。『昼』と『夜』・・・みたいなもんかな」
「ぬ、そういえば夜の神のなんちゃらとかいう吸血鬼とやり合ったことがあるのう・・・それか」
「吸血鬼は『夜』の神・・・混沌神『ルタシャス』様の配下だね」
ふむふむ。
舌を噛みそうな名前じゃな。
「まあ、よほどの術者じゃなきゃ気付かれないと思うけど・・・あんまりリトス様の加護受けてることは言わない方がいいよぉ」
「喧伝して歩くつもりはないわい」
「ふふぅふ、それがいいね。特にリトス様は敵が多いからさ」
・・・ほう。
それは、良いことを聞いた。
「・・・長生きできないよぉ、そんな顔ばっかしてるとさ」
「はっは、これでも約80年は生きておるからのう。今は余暇のようなもんじゃ」
「異世界人ってのを抜きにしてもさ、ジュウベエくんってば面白いねぇ・・・中々人族にはいないタイプだ」
前の世界でもそうであったな。
戦国の世なら別じゃろうが。
「んーと、聞きたいことはとりあえず聞けたかな・・・そろそろ人も来るし、この話はおしまいにしとこっか」
「ほう、そうか」
「うん、こんな面白いこと、ほかの奴には教えたくないからねぇ。機会もありそうだし、じっくり聞くのはその時にしよう」
まるで猫のように目を細め、くつくつと笑うレイヤ。
「あ、でも閨の中はナシね・・・壊れちゃいそうだし。私ってホラ、か弱いからぁ」
「ふむ、わしも薄い娘には興味がない」
「あーっ!エルフの種族特性を馬鹿にしたなあ!シュッとした体こそ最高の美なんだい!!」
突然きいきいわめくレイヤ。
・・・なにやらセリンを思い出すのう。
「アルゥレイヤ様、お連れの方々が・・・」
ほぼ気配を感じさせず、店主殿がまたやってきた。
魔法ではないな、純粋な体裁きと重心移動による動き・・・やはりこやつ、達人じゃな。
「おー、通していいよー」
「かしこまりました」
どうやら連れが来るようじゃな。
さて、わしはそろそろ・・・
「あ、ジュウベエくんもいていいよ・・・もちろん精霊様もね」
『もももむい!もも!!』
一心不乱にわしの皿から料理をパクついておった精霊が頷く。
こやつ、ここに来てから食ってばかりじゃな・・・酒は飲まんが。
『まだ許可もらってないからー』
ほう、どうやら精霊にも未成年がおるらしい。
『たぶんあと~・・・えっと10年くらい?かなー?』
「ふむ、そうか。その時にわしが生きとったら付き合おう」
『わーい!げんちとったー!』
「自然に話すねえキミたち・・・一般人が傍から見てたら変な人だよ、キミ」
それくらいは承知しとるわい。
周囲に人気がない時を選んでおるのよ。
そうこうしておると、席に近付く気配が二つ。
目を向けると・・・おや、奇遇じゃな。
片方は見知った顔じゃ。
「じゅ、じゅじゅじゅジュウベエ!?」
「おー、セリンにニキータ、こっちこっちい」
セリンと・・・確か魔法ギルド長じゃな。
セリンは目を真ん丸にしてわしを見ておる。
「どっどどどどうしてジュウベエがお師匠とここにいるんですの!?」
「まあ落ち着け、話せば長い」
お師匠・・・とな。
そうか、この前からセリンが手紙を送っておったのはレイヤか。
セリンは儂の横に、ニキータはレイヤの隣に腰かけた。
「お初にお目にかかります。拙者十兵衛と申す・・・傭兵ギルドに所属してござる」
「バッフさんからお噂はかねがね・・・それに、精霊たちに優しい方ですね、そちらからも良い人だとお聞きしています」
木彫りの女神像のような口がゆるゆると動き、言葉を発する。
まるで爽やかな風のような声じゃな。
『そそそ!ジューベーいいやつ!さとうみずくれる!!』
「あらあら、よかったですわね」
まるで聖母のように笑みを浮かべるニキータ殿。
二つ名持ちでも、バッフとは大違いじゃな。
精霊とも話が通じるようじゃし、この方もかなりの実力者か。
「あああ・・・精霊様が愛らしいですわ・・・素敵ですわぁ・・・」
『こわえるふ!!こわえるふ!!!』
セリンの目が怖い上に息も荒い。
それを見て、瞬時にわしの懐に飛び込む精霊。
おいやめんかせめて口の周りは拭け。
「まったく・・・世話が焼けるのう」
『むいむいむい・・・』
首根っこを掴み、布巾で口を拭いてやる。
珍妙な鳴き声を出した後、落ち着いたのか精霊は食事に戻った。
「セリン、お主が精霊を大切に思っておるのはよおく分かっておるが・・・少しこう、なんというか優しく接しろ。それでは怯えさせるだけじゃぞ」
前から言いたかったことを言ってやる。
がっつきすぎなんじゃ、こやつは。
「あううう・・・しょ、しょんな・・・」
まるで叱られた子供のように項垂れるセリン。
わしよりかなり年上のはずなんじゃがなあ・・・
「ま、ぼちぼちやることじゃな・・・お主が悪いエルフでないことは精霊もわかっておるじゃろうし」
「が、頑張りますわぁ・・・」
『そうだそうだー!もっとそよぐ風的な感じで優しくしろー!』
手に持った果実の粒を振り上げ、精霊も抗議しておる。
あとで通訳してやるとするか。
それにしてもこやつ、なんだか語彙力が高いのう。
「しかしレイヤ・・・わしを知っておったのは、セリンの手紙でじゃったのか。何故それを早く言わんのじゃ」
「ふふぅふ、その方が面白いからぁ」
「し、師匠ぅう!」
「ふふーふ♪」
セリンもそうじゃが、こやつもやけに子供っぽいのう。
たまに年上に思えぬわい。
「まあ、とにかく乾杯♪」
わしらはそれぞれの杯を打ち鳴らした。
・・・いつの間に用意されたのじゃ、追加の分は。
店主殿・・・やはりできるのう。
「―――そうそうセリン、ちょっと王都まで来てね。色々頼みたいことあるからさぁ」
「やはり、そうですか・・・」
「ん、ちょおっと最近色々きな臭いからねえ・・・本腰入れるかねぇ」
しばらく世間話などをしておると、レイヤがそう切り出した。
ふむ、前に言っておったが・・・やはりそうなるか。
「『節』がおかしいんだぁ。まだまだ収縮は先だってのにさぁ」
「こちらでも確認しておりますわ。近年にはないことですわね」
「私も産まれてこの方初めてね・・・こちらでも引き続き動くわ」
魔法使い3人がなにやらようわからん話をしておる。
『節』・・・たしか、金色のイルカも似たようなことを言っておったなぁ。
「王都か・・・わしらも行くのか、セリン」
「専属傭兵がなぁにを言っていますの!もっちろんですわ!」
そうか。
まあわしとしては問題がない。
ラギやペトラも・・・たぶん大丈夫じゃろうなあ。
「出発はいつになる?」
「そうですわね・・・師匠?」
「うーん・・・そんなに急ぐわけでなし、一月後、かなあ」
ふむ。
それくらいあれば、ナリア嬢にそこそこのことを教えてやれるのう。
アゼルにもじゃ。
かりそめの師匠とはいえ、せめて最低限のことはしてやらねばな。
「しかし一月後に出発となると・・・移動も入れれば結構な時間がかかるのう」
たしか2、3週間はかかるんじゃったかな。
荷物はマジックバッグがあるからよいとして・・・
「あ、魔導竜使うから移動は2日ってとこかなぁ」
あの白い竜か。
なるほど・・・あの速度ならあっという間じゃろう。
「こう見えても私ぃ、偉いからね!」
えへん、と胸を張るその姿からはとても想像できんが。
『ついてく!ついてくー!』
「あら、珍しい・・・精霊が1人の人間に執着するなんて」
『じゅーべーおもしろい!毎日ハプニング!!』
「あらあら、まあまあ」
精霊とニキータも何やら話し込んでおる。
ついてくるのか・・・ま、邪魔にはならんしええじゃろう。
しかし今日は驚くことばかりじゃなあ・・・色々新しいことも知れたし。
この世界は驚きに満ちておる。
そして・・・まだ見ぬ強者も。
「ふふ・・・まっこと、いい世界じゃわい」
そう呟き、わしは杯を呷った。
『かんぱい!かんぱーい!!』
果実のしぼり汁を小さなカップに入れた精霊が、楽しそうに呷っておる。
こやつらもわしも、単純じゃなあ・・・
まあ、それで特に困りはせぬが、のう。
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