第29話 十兵衛、外道魔導士を斬る。

「しっかしもったいねえよなあ」




「なにがぁ?」




「攫ってきた女どもだよ」




前方の空間から声がする。


この先に2人おるな。


光が漏れている。




「『味見』も駄目なんてよォ・・・男どもは別にいいけどよお!」




「仕方ねえだろ、『依頼人』の注文なんだからよ」




ここに来るまでに6人ほど斬り捨てたが、この洞窟は中々広いようじゃな。


いくつもの小部屋に分かれており、各個撃破しやすくて楽でいいわい。


どいつもこいつも油断しきっておる。


簡単なものじゃ。




「魔導士だかなんだか知らねえけど・・・もったいねえなあ!処女のまま殺すなんてよ!」




「いいじゃねえか、金払いはいいんだし」




「たまには泣き叫ぶ素人娘とヤりてえの!俺は!!」




「へいへい、じゃあとっとと団長みたいな身分になるんだな」




ふうむ、なにやらきな臭い雰囲気じゃ。


魔導士・・・処女のまま殺す・・・生贄にでもする気じゃろうか。


よくはわからぬが。




「いいよなあ団長はさあ!毎回一番の器量良しを『味見』できんだからよお!!」




「『味見』どころか『完食』じゃねえか、毎回後片付けする身にもなってほしいもんだぜ・・・すーぐ殺しちまいやがるんだから」




「もったいねえよなあ・・・団長も」




・・・よし。


片方残すか。




じりじりと進むと、部屋の様子が見えてきた。


机と、椅子が二脚。


酒とつまみもある。


ふん、塵屑には過ぎた部屋じゃ。




「おうい」




「へぎゅ!?」




暗がりから声をかけ、飛び出しながら棒手裏剣を投擲。


真っ直ぐ飛んだ手裏剣は、団長の所業をぼやいておった方の男の右目から脳を破壊する。




「は・・・へぇ!?」




椅子に座ったまま、目を丸くして呆気に取られている男の口を押えて地面に引き倒す。


そのまま見せつけるように脇差を抜刀し、ぴたりと首に添える。




「わしが聞いたことだけ喋れ、そうすれば長生きできる・・・ええな、小僧」




20になるかならぬかといった年頃の盗賊が、必死で目を使って訴えてくる。




「ようし、物分かりがいいのう・・・叫んだり助けを呼ぼうとすれば、すぐさまお主の喉笛を切り裂くぞ」




重ねて言いつつ、脇差で軽く首をなぞる。


皮膚が切れる感触に、盗賊は失禁しながら何度も頷いた。




「・・・捕まった村人は、どこじゃ。小声で話せ」




手を離すと、盗賊はつっかえつっかえ話し出した。




「っきょ・・・この、先、進むと広い、とこ。檻に、はい、入ってりゅ、ます」




盗賊は、ボロボロと涙を零しながら必死で話す。


・・・サグのものとはえらい違いじゃ。


汚らしい涙じゃわい。




「ふむ、見張りは?」




「い、いない、か、いても3人、くらい、で、です」




・・・随分と杜撰な警備じゃな。




「・・・『依頼人』が引き取りに来るのは、いつじゃ」




「あし、明日です・・・海から、ふ、船で来ます」




ほう・・・海からか。


先程から潮の匂いがする。


この洞窟、どこかで海に通じておるな。


船で乗り付けてそのまま回収というわけか。




「よしよし、では最後じゃ。親分の部屋はどこじゃ?」




「ひ、広いとこのて、手前です。明るいから、す、すぐにわかり、ます」




ふむ、ならば先に親分じゃな。


この分なら攫われた娘は無事じゃろうて。




「あいわかった、よく喋ってくれたのう」




「あ、あの、たすけてくれるんです、ですよね?」




すがるような目でわしを見る盗賊。




「ああ、もちろん」




「ぐむ!?っぎゅううう!?むっ・・・ごぉ・・・」




わしは再び手で口を塞ぐと、脇差の先端を盗賊の左目から真っ直ぐ脳へ向けて差し込んだ。


一瞬小さく跳ねた後、盗賊は死んだ。




「相棒より少しばかり長生きできたじゃろう?」




さあて、急ぐかの。






「いやあああ!いやあっ!!やめて、やめてええ!!」




酔いつぶれておったり、眠りこけておった盗賊をあの世に送りつつ進んでいると前方から悲鳴が聞こえてきた。


いくらなんでも油断しすぎじゃな、こやつらは。


国軍から逃げて気が大きくなっておったか、それとも・・・


情報が洩れておったか。


・・・まあ、わしには関係がない。


残らず皆殺しにするまでじゃ。




「ほうら!もっとだ!もっと泣けぇ!ひへへへ!!」




「あぐ!?ああっ!!」




知性の欠片もない声に続き、何かで肉を叩くような音。


・・・鞭、いやこれはしなる板のような音じゃな。


なるほど、頭目の趣味は『そっち』か。


なんにせよ、娘が死ぬ前にケリをつけるか。




「もっとケツを振るんだよォ!哀れっぽくなあ!!真剣にやらねえとぶち殺すぞぉ!!」




「いぎ!?ああああああ!!いっだ!痛いィ!!」




・・・ドアがある。


その前には見張りじゃろうか。


うんざり顔をした盗賊が一人。




手早く手裏剣を脳天に投げて始末し、扉に到達する。


幸か不幸か、見張りはまだ息があったので喉を踏み折る。


これでよし。




扉越しに様子を窺うと、頭目はこちらに背を向けているようじゃった。


中には娘と頭目のみ、か。




「ひははは!!いいぞいいぞお!!田舎娘にしちゃあ上出来じゃねえかァ!!!」




「随分といい趣味じゃな、外道」




扉を開けつつ声をかけ、飛びついて喉に手を回す。


よし・・・ここじゃ。




「なあ!?なんだおばっ!?おば~~~~~~~~~~っ!?」




顎を両側面から的確に打ち抜き、関節を外す。


これで声は出せぬ。




そのまま体重をかけて地面に倒す。


すかさず両肩の関節を腕を捻りながら外し、両足のアキレス腱を脇差で斬る。


屑の芋虫、一丁上がりじゃな。




「~~~!?ぁ~~~!?!?」




「ちょいとそのまま眠っとれ」




頭目の脳天を爪先で蹴り飛ばし、意識を奪う。




「・・・おう、しんどかったじゃろうの、もう大丈夫じゃお嬢ちゃん」




部屋のベッドの上で、毛布を抱えて震えていた娘に声をかける。




「っひ!?・・・っひぃ!?」




いきなりの闖入者にひきつけを起こしたように震えておる。


ざっと状況を確認。


丸裸じゃが、乱暴はされても『乱暴』はまだされておらんようじゃ。


全身に殴打の後が見て取れる。


出血は・・・額からのものだけじゃな。


それなら大丈夫じゃろう。




「ええ、ええ。ゆっくり・・・ゆっくり息を吸え、大丈夫じゃ」




柔らかく言葉をかけると、娘はしゃくり上げながらも深呼吸する。




「そうじゃそうじゃ、うまいのう・・・おい、吐き出さねば苦しかろう?慌てるな慌てるな」




決して近付かずに声をかけ続ける。


この場合、男が不用意に接近すれば逆効果じゃ。




「わしは、旅の傭兵じゃ。名は十兵衛、お主の村からの依頼で来た・・・ああ答えずともよいよい、落ち着け」




何かを言おうとして娘がせき込む。


おそらく村の様子を聞こうとしたんじゃろうな。




「これから、他の村人を助けに行く。助けたらこの場所に来させる故、しばらくここにおれ・・・のう?」




ぽろぽろと涙を零しながらこくり、と娘が頷く。


同じ涙でも、さっきのとはえらい違いじゃな。




「ようしよし、ええ子じゃの・・・落ち着くまでゆっくりしとれよ、ここにはもう怖い男は来ぬからのう」




笑いかけながら、床で伸びている頭目の首を掴む。




「もし・・・もしわしが帰ってこなんだら、村へ逃げい。そこにはわしの仲間がおる、いい娘たちじゃから安心じゃろう」




そのまま、反応を見ずに頭目を引きずりながら扉から外へ出た。


ええと、広い空間・・・あちらじゃな。


風の流れがある。






しばらく歩いていると、引きずっていた頭目が意識を取り戻した。


地面に顔が密着しているためか、顎が外れているためか、声にならぬ悲鳴を上げている。




「おう、やっと起きたか」




手を離し、外れた肩を蹴り飛ばして仰向けにする。




「おおぐ!?ぅう~~~~~!?」




手も足も自由にならぬ上に激痛じゃ。


さぞ苦しかろうよ。


わしの知ったことではないが。




「これが見えるか?」




サグの形見の短剣を目の前に持っていってやる。




「お主らが戯れに刻んだ小僧のものじゃ。覚えておるかの?まあ、おらぬじゃろうなあ」




頭目は短剣を目で追わず、わしを必死に見つめる。


目は口ほどに・・・なぞというが、まことじゃな。




「わしはの、その小僧の依頼でここへ来た」




噛んで含めるように言う。




「村人を助け、そしてお主らを皆殺しにするためにのう」




頭目の目に絶望が広がる。


失禁し、小刻みに震え始める。




「おや、おかしいのう・・・いつもと立場が逆転しただけじゃろう?何をそんなに震える必要がある?」




手元で短剣をもてあそびながら言う。




「まあ、運が悪かったと思え。たまたまわしが通りがかったのが運の尽きじゃよ、お主らの」




短剣を逆手で握る。




「さて・・・お主らが小僧を戯れで刻んだように、わしも同じことをしようと思う」




「んんんん~~~~!?ぉおおおおお~~~~!?!?!?」




頭目は必死で首を横に振り、哀願するような目でわしを見る。




「『もっと泣け』・・・じゃったかのう?お主がさっき言っておったのは。じゃがのう・・・わしはお主の汚らしい涙なぞ見たくはないわい」




脳を突き刺さぬように加減しながら、わしはまず両目を突いた。


さて、手早く・・・じゃが最大限の痛みを与えて殺してやろう。




「そら、応報の刃が来たぞ」




手始めに。肋骨の隙間に短剣を振り下ろした。








哀れな頭目を永遠に黙らせた後、進みながら1人また1人と斬る。


音にも反応できぬほど酔いつぶれておるなあ。


よほど『依頼人』とやらの金払いがいいと見える。




そうこうしておるうちに、前方に広い空間があることに気付く。


あそこか。


学校の体育館ほどの広さがありそうじゃの。




そろりと覗き込むと、たいまつに照らされた大きな檻が一つ。


その中に、項垂れた男女が20人ほど入れられておる。


あれが村の住人じゃな。


その前には、長槍を持った盗賊が・・・3人。


面倒臭そうに立っておる。


何の緊張感もない・・・大した使い手はおらぬな。


さあて、ここに来るまでに20人ばかし斬ってきたから・・・おそらくあそこにおるので打ち止めじゃろう。


なんとも、手応えのない相手であったのう。




暗がりから出て、悠々と歩く。


間合いに入りかけると、やっと盗賊がわしに気付いた。




「あ!?なんだおm」




まず1人の首を飛ばし。




「て、てめえ!なにしやg」




もう1人の首を飛ばし。




「んの野郎があああっ!?」




突きかかってきた1人の両腕を斬り落として喉を裂いた。


・・・ふむ、奥には誰もおらぬようじゃな。


潮の匂いが強い。


船着き場があるとすればあちらじゃろう。




檻の中の村人は呆気にとられたようにわしを見ている。


現実感が湧かぬのじゃろう、無理もない。




「ラヒ村の住人じゃな?わしは傭兵の十兵衛という、生き残りからの依頼でここへ来た」




「えっ・・・ほ、ほんとですか!?」




檻の一番手前におった若い娘が口を開く。


顔には希望が浮かんでおる。




「おう、すぐに出してやるからのう・・・錠を斬るから、もそっと奥へ下がっとれよ」




見た所普通の南京錠じゃ。


これなら造作もないわい。






『十兵衛様っ!!!!』






脳裏に声が響く。


錠を斬ろうとした刀を虚空へ振る。


何か固いものを斬り付けた感触がある。




「困るなあ・・・うん。それは、困るよ」




虚空から、男の声がする。


ねばつくような不愉快さのある声じゃ。


以前盗賊が使っておった透明になる魔法具、かの。




「それは私達の大事な研究材料なんだ、少なくない金も払っているしねえ」




私『達』のう・・・


組織的な奴らか。




「盗賊どもとの取り決めなぞ、わしには何の関係もないわい」




言い返すと、先程斬り付けた場所の景色が揺らぐ。




「見解の相違、というやつだねえ」




声と共に、足から徐々にそ奴が姿を現す。




深紫色のローブで全身を包み、何やら曲がりくねった形の杖を持っている。


顔は・・・ふむ、中々の美形じゃな。


顔色は紫で、目の白黒が反転しておる。


頭の両脇には、ねじれつつ伸びる角が一対。


黒糸館のラクロと少し系統が似ておるな。     




「お主がどこで何をしようとわしには関わりがない・・・ないが、この村人は返してもらうし、お主にも死んでもらう」




「おやあ、なんでだい?」




不思議そうな男に、懐からサグの短剣を取り出して見せる。




「生きておればこの先、世界で二番目に強くなれたかもしれん小僧から・・・依頼を受けたからよ」




「ん~?ということは、キミは死にかけの子供の依頼でこうまで大暴れしたってことかなあ?」     




首をひねりながら男が心底不思議そうに言う。




「ひょっとして依頼料は、その・・・粗末な短剣かい?」




にやつく男。


底意地と性格の悪さが滲み出ておるな。


他者をいたぶることに快感を見出す種類の奴じゃな。




「おう、この世のどこを探しても手に入らぬ宝剣よ」




「ふは、ははは、はははははははははははははは!!!!」




こらえきれないといった風に、男は反り返って大笑いする。


・・・まあ、わからぬじゃろうな。


お主のような外道には。




「そっ、それだけぇ?それだけでここまでやるのかい?き、キミは筋金入りのおバカさんだねえ!!」




目尻に涙まで浮かべ、つっかえながら楽しそうに話す男。




「それっくらいで命を捨てるなんてさあ・・・!」






「それくらいのことじゃ」






「・・・は?」




男は呆気にとられた表情で、斬り飛ばされた己の左腕を眺めている。


・・・反応が遅すぎるわい。


こうまで鈍いのに、ようも今まで生きてこれたものよのう。




斬りやすい肉質じゃったのう。


体の造りは人族とそう変わらぬな。




「お主らの塵芥程度の命なぞ、この短剣の柄糸一本にもならぬわ」




「なっ・・・!なんっなんで!?」




男は驚愕と苦痛の混じった顔で、右手を切断面に押し当てる。


見る見るうちに左腕が『生えて』きた。


・・・ほう、凄まじい回復速度じゃな。




「頭目にも言うたが、わしにここで会うたのが運の尽きよ・・・お主はここで死んでもらう」




言いつつ、間合いに踏み込むと同時に刀を振るう。




「・・・おのれ、おのれおのれおのれェ!!!!!!!!!!!」




不可視の障壁が、刀を止める。


男は後方にふわりと浮かぶように後退すると、憤怒の形相でわしを睨む。


ようやっと化けの皮が剥がれたか。




「汚らわしい人族風情が、夜の一族たる私に・・・傷を付けるなんて!!!!!!!!!」




顔中に血管が浮き出て、両の瞳が禍々しい深紅に輝いておる。


少し煽っただけでこれか。


お里が知れるわい。




「はん、斬れば死ぬなら神も悪魔も同じものよ・・・何が夜の一族じゃ、一生寝ておれ間抜けが」




男の持つ杖に魔力が収束していくのがわかる。


さて、避ければ後方の檻に直撃するの。


やってみるか、『アレ』




「塵すら・・・塵すら残さずに、消えろォ!!!」




わしに向けられた杖の先端から、黒い稲妻が飛び出す。


ふむ、実際の稲妻より随分と遅いのう。




丹田に力を込め、息を吸い込みながら振りかぶる。




「っはぁ!!!!!」




気合と共に振り下ろした刃が稲妻と衝突。


紫電を残して四散させた。


少しばかりの倦怠感が一瞬生まれ、消える。




「・・・な、に?」




「どうした、手品は終わりか虫けら」




ふむ、上手くいったのう。




セリンが暇な時に無理を言って、とにかく魔法を斬りまくったおかげで身に付いたようじゃ。


ようやく進化した愛刀の使い方を覚えたわい。


斬りたいときに斬れねば使いこなしたとは言えぬからのう。




「き、斬った・・・?『黒吠雷ネグドファウル』を、剣で斬っただって・・・?」




・・・技の一つが破れた程度で、随分と意気消沈しておるのう。


破れたら違う技を出せば済むじゃろうが。




「さて、手の内は終いか?」




ゆるりと距離を詰める。




「待った!待って!人族!」




「待たぬ」




迫る稲妻を横薙ぎで斬る。




「私に、私に仕えないか?キミには巨万の富を与えてやろう!」




「要らぬ」




苦し紛れで放った稲妻を払って消す。




「待て!私を誰だと思ってるんだ!ナナガの夜王配下、78貴人のヨルク・・・」




「お主の名など、いらぬわ!!」




大地を蹴り、男に向かって跳ぶ。




「やめ、やめろ!!」




男が杖を天に向け、円状に黒い障壁を張る。




「その、命だけを!!」




横薙ぎで障壁に斬りつける。


紫電が刀身から放出され、障壁がまるで薄氷のように裂けながら砕けた。


その下の体も、腹から一文字に切り裂く。




「アギャアアアアアアアアアアアア!!!!!!」




「わしに寄越せぇ!!!!」




すかさず頭上で反転させた斬撃を、男の頭頂部から股間まで、踏み込みながら一気に斬り下げる。


まるで吊るしの生肉を斬るように、男の体は左右に分かれた。


どちゃり、と4分割された男の体が湿った音を立てて倒れる。






南雲流剣術、奥伝ノ八「十文字」


上手く決まったわい。






「馬鹿な」「ありえない」




なんと、左右に分かれた男の体が別々に声を出す。


器用なものじゃな・・・


もう少し細かく刻むか・・・?




「魔法を斬るとは」「障壁を斬るとは」




分かれた体の目が、わしを見る。




「「なんだ、なんだおまえは」」




「・・・お主の、敵よ」




男の体が、末端から灰になって崩れていく。


これは・・・わしの刀のせいなのか?




「「おぬるし、くださ・・・い・・・ドm」」




「黙って死ねい、虫けらが」




サグの短剣と脇差で、同時に分かれた額を突き刺す。




「「ァ・・・ゴ・・・」」




目を見開いた男の首が、灰となって崩れた。


後には紫色の灰の山が残るばかりである。




「仇は取ったぞ・・・サグよ」




わしは、懐に短剣を入れると村人の檻の方へ歩き出した。

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