第24話 必要なこと
【えーと、メットに、グローブはここで、シューズは?ここじゃ気に入ったのないな…別の店に】
美咲はバイクの教習用の装備品を買いに。
俺も早朝のバイト終わったら付き合ってみた。ヘトヘトです。
どれ見てもそこそこするな。美咲もさすがに慎重になってる。
【裕二、これどうかな?】
美咲のフルフェイス。か、可愛い!!ほら、美咲のこと、みんな見てるじゃん。これ心配なんだよ。
俺の彼女だからな。釣り合わないけどさ。
この場合、自慢なのか、不安なのか?
【裕二はお父さんのあるからいいよね〜】
お下りだろ。俺だって金あれば買いたかったよ。
【裕二のヘルメット貸して】
【何で、親父のだよ、嫌だろ?】
【嫌って何で??サイズ感知りたいから。ちょっと貸して。つけていい?】
俺はいいけどさ。抵抗ないのかな?美咲は。
【ありがとう、だいたい解った。これ有名なのだね。お父さん無理して買ったんじゃない?】
【着ける嫌じゃないのか?不思議だよ。俺だって抵抗あるのに】
【全然!!むしろ何で抵抗あるの?綺麗好きなお父さんじゃん】
まぁ、そうだけどさ。
【じゃ、私のメットとグローブはこれで。あとはシューズか】
俺達は別の店に移動することに。
【教習だけでも結構高いのに、いろいろ装備品買わないとならないんだな】
【それでもさ、免許取れたら嬉しい!!ってなるんじゃない?】
美咲とツーリング。確かに、そんなこと出来たら。
想像するとニヤニヤ…いかん!!顔に出てる。
結局、夜遅くになった。美咲のシューズのこだわりは半端なくて、美咲は今日5万程使ったな。
【バイト代の残り考えるともっと入れないと】
美咲の体力にはつくづく感心する。俺には無理だ。
【あのね、もし良ければだけどさ、ユキさんのとこでバイトしない?ちょっと遠いから夏の間だけ。もちろん教習所とかは優先にしていいみたい。それにさ、あの無人島ツアーに行くついでもあるし、食事も付くみたいだよ】
【それは最高じゃない。今のバイト先もあまり入れないみたいだし、そうしようかな。それにさ、食事付くって、るいさんの料理美味しいもんね!!】
※ジー👀※
しまった!!俺、ついポロッと、美咲の視線が痛い。
【お気に入りのるいさんの手料理だもんね〜】
【そういう意味じゃないって】
※ジー👀※ 何か見透かされてるような…
【いいけどさ、じゃ、返事しておくよ。とりあえずメール📨をと…あと、教習所以外は全部バイトね】
【そうしないと、親父に借りてる鐘返せないからね。めちゃくちゃ働くしかないな】
【楽しく働けると思うよ。る、い、さんがいるもんね〜キッチンで二人きりにしてあげるよ😁】
怖いんだけど、怒ってる笑顔だ。
【私も、はるとさんとジェット乗ろうっと!!】
【それは駄目!!るいさんのことは何でもないから、それに美咲は俺の彼女でしょ!!はるとさんと乗るなんておかしいだろ!!】
【あっそう…📧だ。うん、確定!!じゃ明日からバイト〜早いからね】
早いな、もう決まったの?さっきのスルーですか?
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