第25話 バイト&バイト&疲れた〜

【おはようございます。今日からよろしくお願いします】


【裕二も連れてきました〜ヨロでーす】


なんて挨拶だよ、美咲!!


【おはよう、裕二くん、美咲ちゃん。モーニング準備してるから、美咲ちゃんは私とホール、裕二くんはキッチンに入って盛り付けとかお願い】


これは、これは、ユキさんのポーズ見れるかな?


 既に何人かのお客さん入ってきてる。人気あるんだな。ユキさんのホール、キッチンのるいさんか。


そりゃそうだな。人気あるわけだ。


【裕二〜るいさんとキッチンだってさ〜😁】


【何だよ、その意味深な言い方…】


 美咲は勘違いしてるな。でも勘違いでもないんだよな。ちょっと緊張してる自分がいる。


【ユキ、はい、これ持ってって!!】


 るいさん忙しそうだ。これは気を引き締めていかないと。


【るいさん、おはようございます。何からやれば?】


【裕二くん、そのレタスとベビーリーフ洗ってくれる?その後は軽い刻んで、どちらも水切りして】


【はい、大変そうですね】


【もう、めちゃくちゃ。ここ暑いし、ちょっとこれ脱ぐ!!】


るいさん、突然シャツ👕脱ぎ始めて、


【ちょっとちょっと!!俺いるのに、待って】


もう脱いでる?って、水着?この前買った、


【ふう〜少しはマシになったかな?どうしたの?】


【いや、いきなり脱ぎ始めたからびっくりして】


【純情〜そんな裕二くんも可愛い〜何も着てないと思ったのかな~ん〜どうなのかな?】


るいさんがいたずらっ子の表情で、


【そんなことは考えもしなかったですけど】


さすがに水着とはいえまともに見れない。


るいさん、それにしてもスタイルいいな!!


おっ、何だこの寒け!!というか…これは殺気?


【裕二〜サラダ待ってるんだけどね〜どうしたのかな?何か慌てることあったのかな?裕二〜】


美咲が明らかに怒ってる。それも相当怒ってる。


ユキさんが、それを見て、


【あちゃ〜もう、るい、なにその格好?裕二くんいるのに。ごめん、ちょっと美咲ちゃん、キッチンに入って。裕二くんとチェンジ】


【はい、るいさん、このサラダ盛り付けますね】


【助かる!!お願い。もう暑さに忙しさに!!】


美咲が素早く盛り付け、早いな。凄い!!


【裕二、はいシーフードサラダ。急いで!!】


【えーと、何番?】


【ユキさんに聞いて!!】


何だよ、そんなに怒ることないじゃん。


【ユキさん、これって?】


【あっ、持ってくね。裕二くん、アイスカフェオレ準備出来る?そこの冷蔵庫から。作ったばかりだから氷入れるだけ】


【はい、用意しておきます】


これくらいなら、簡単だ。


【お待たせしました〜シーフードサラダで〜す】


これこれこれ!!うーん、可愛い。ユキさん!!


※パカーン!!※ 痛っ…美咲!!何だよ。


【裕二!!パンケーキ持っていって!!】


【叩くことないだろ!!】


【聞いてないからでしょ!!呼んでるのに!!!】


【もう、喧嘩しないの!!裕二くん、アイスカフェオレありがとう。パンケーキも同じ2番テーブルね】


【はい、解りました】


2番テーブル、あそこだな。


【お待たせしました。パンケーキとアイスカフェオレですね】


※【何だよ、お姉さんに持ってきてもらいたかったのに…なに、バイト入ったの?】※


【はい、すみません。気持ちは解りますけど】


※【気持ちって?まあ、いいや。あのさ、ジェットの予約出来るの?】※


【ジェット?えーと、今日の予定は?】


※【何だよ、解らないの?じゃいいや】※


【すみません…】


ユキさんが、飛んできて、


【お客様、ジェット今日ですか?】


※【お姉さん!!出来ればですけど、大丈夫?】※


【夕方3:00でよければ、いかがですか?】


※【ラッキー!!じゃ、お願いします】※


【じゃ、こちらに記入お願いします。15分前にはこの前のデッキにお願いします】


【ユキさん、ありがとうございます】


【何かいろいろごめんね。初日にこれじゃ疲れるよね。無理しないでね。じゃ、コーラ2つお願い】


【はい、解りました】


【裕二!!フレンチトースト。5番さんに】


【解った】


【そこのメープルシロップ忘れないように!!】


【メープルシロップ?さっきの、2番テーブル!!】


※【ちょっと!!パンケーキのメープル無いんだけど…これこのままで食べるの?】※


やっぱ忘れていた~


【あっ、すみません。すぐ持っていきます!!】


パンケーキにもシロップは必須だよな。












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