第18話 バトル?パーティー?どっち?

【ユキさん😡もう、このユキ〜、人の彼氏に!!】


お、落ち着け!!美咲。


【美咲ちゃん、裕二くん、カッコイイじゃん。惚れちゃったかも、テヘッ😜】


そんなこと言ったらユキさん…


【ユキ~!!年上だろうと許さん!!】


美咲が飛びかかりそうになって、必死に止めて、


【美咲、落ち着いて。ユキさんもあまりこれ以上刺激しないでください】


美咲を羽交い締めにして、やっと大人しくなった。


【裕二はさ!!ユキさんのこと、どう思ってるの?】


【どうって?面倒見のいい、お姉さんみたいな】


【じゃ、好きになる可能性あるじゃん!!】


だからお姉さんみたいなって、言ってるじゃん。


【とにかく落ち着いて、なっ、美咲は俺の彼女!!】


【じゃ、ずっとさ、私のことだけ見ててよ!!】


【見てるって!!これからも】



ん?


ん?


ん?



ユキさん、お腹を抱えて、大笑い!!



【キャハハ!!素直になればいいのに、美咲ちゃん、裕二くん、プロポーズみたい!!いいな〜】



えっ?ユキさん、わざと?


これは演技?安心したような…残念なような…



【煮えきらない、いつもすれ違いの喧嘩、お互い凄く凄く好きなのに。じれったいからかまったの。ねっ、るい♪】


るいさんも知ってたの?


【そうじゃなきゃ、チケット2枚もあげませーん。こっちに利益無し!!それに普通、こんな豪華な食事つかないからね。あと、ユキちょっとアドリブあったね】


そうなんだ、悪いことしちゃったな。


美咲もごめんなさいって感じで黙ってる。違うか?


【ユキさん…性格悪っ!!】


おい、美咲、ここは違うだろ。


【美咲、ユキさんの優しさだからさ】


【解ってるよ。裕二も悪いんだけどさ、ニヤニヤしちゃってさ】


【それは、あのシチュエーションなら誰だって。それにしてもユキさんって意外とあるから…あっ!!】


し、しまった!! ユキさんがニヤリと、


【裕二く〜ん、何のことかな?何があるのかな~】


 ユキさん、スタイルいいんだよな。痩せているように見えたけど。そんなこと言えませーん!!


【いえ、何でもありません…すみません】


今度はるいさんも、ニヤリと、


【裕二くん、選んてくれた水着ちょっと小さかったかな〜でもありがとうね〜】


な、な、何でそんなこと?


【るいさん何言ってるんですか。俺、選んでないですよ。るいさんが小さいかどうか確認してって】


駄目だ〜全て言い訳に聞こえる。


美咲、とにかく落ち着けよ。


【ね〜、ちょっと〜、裕二く〜ん】


 み、み、み、み、み、美咲…美咲ちゃん?怖いんだけど。その表情、怒ってるの?笑ってるの?



※ゴチン!!!※ 💫🤩



この夏の星空に癒やされてる。


あの星の集合体は天の川🌌だ。


 近くに見える星の輝きも何千何万光年をかけて届いている。


人生ってこの星の輝く間のごく僅かな…


大事に使わないと。この夏はもう来ないんだから。






※ゴチン!!!※ 💫🤩



【だから、そうやって現実逃避するなっての!!】


美咲、俺の中が銀河🌌だよ。💫いっぱいだ。





【買出し重いぞ!!、ただいま〜っ、何この雰囲気?】


【はるとくん、美咲ちゃんと裕二くんの仲直り記念パーティー!!はるとくんもほら、飲んで】


【パーティー?何かそんなふうには見えないけど。美咲ちゃん何怒ってるの?笑ったほうが可愛いよ。裕二くんはフラフラしてるけど、大丈夫かな?】


 出た、出た、このはるとって、こういうの簡単に言ってくるんだよな。


【そ、そうですか?〜はるとさんに可愛いって言われちゃった!!はるとさんもカッコイイですよ〜】


美咲も何、声変えてんだよ。はるともムカつくな。



















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