第9話 ショッピング

るいさんの行動に、暑さとは別の汗が…


 普通シャツ👕なんて嗅がないだろ〜絶対、汗臭いはずだったよ。


るいさんは慣れてるのかな?


 シャツ👕やその他の服を持ってきてる。お金足りるかな?


【裕二くん、こんな感じでいいかな?お金はいらないよ。私が悪いんだから】


【そんな、これ以上お世話になる訳にはいきません。そんなに手持ちないんですが…これくらいなら買えるので大丈夫だと…】


【お姉さんにまっかせなさーい。私もちょっと買いたいのあってさ】


何か申し訳ないな…服まで買ってもらうなんて。


 さっき、るいさんに嗅がれたときに、ドキッとしたよ。慣れてるよね。やっぱ。これほど可愛いならそれなりに付き合ってる人もいるよね。


るいさん、どこ行った?



※【あの〜お客様、あちらで彼女さまがお呼びに】※



彼女?そう見えるの?るいさんのことかな。


【あっ、すぐ行きます。ありがとうございます】


 るいさん、どうしたんだろう?試着してるのかな?ドア開ける訳にはいかないからな。


【るいさん〜どうしたんですか〜】


【裕二くん、これどうかな?】


【どうかなって…何をですか?】


【他に誰かいない?いないならドア開けて】


【いないですが、開けていいんですか?】


【うん】


開けてって…大丈夫?


※ギー、ガチャ※


【これ小さくない?大丈夫かな?】


 どわっ!!!るいさん!!思いっきり水着じゃないですか〜


【ちょ、ちょ、解んない…閉めます】


※バタン※


ふー、焦ったぞ〜ビビったぞ〜


るいさんの水着姿、思いっきり見てしまった。


【裕二くん、お待たせ!!じゃこれでレジ行こう】


 レジで支払いしてると、後で並んでる男女グループのヒソヒソ声が聞こえてきた。


※【あの二人、姉弟?お姉ちゃんメチャ可愛いね】※

※【そりゃそうでしょ、仲いい姉弟だね】※

※【姉弟…全然似てなくない?】※


そう見えるよな…るいさん可愛すぎるよ…


るいさんがいきなり腕組んできて、なんだなんだ!!


【裕二!!早く行こう。お腹すいた〜】


【えっ、あっ、はい…】


※【うそ〜カップルたったの?】※

※【彼女ハイスペック過ぎたろ!!】※

※【どう見ても、彼氏に見えん!!】※


るいさんは😡話してるグループに、


【あのさ、私の彼のこと知らないくせにツベコベ言わないでくれない?あんた達よりよっぽどカッコイイ彼氏!!それともなに?羨ましがってんの?】


 るいさん?何言ってるの?圧倒されたグループはビビって黙ってる…完全に喧嘩腰だ。


るいさんに引っ張られるように、無言で駐車場に、


るいさん、怒ってる?


【私ね、ああいうの凄くムカつくの!!】


【そうなんですか…でも解らなくもないです。俺がるいさんのような可愛い人といると】


【裕二くん!!美咲ちゃんみたいな娘と付き合ってるんだからさ。この先もどんどん磨かれていくよ。はい、シャキとする!!解った?】


【はい…ありがとうございます】

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