第88話 これが普通の反応です

「久しぶりだね翡翠君、それに初めまして私はウィリアムクラーク

今は翡翠君のクライアント兼協力者だ、よろしく頼むよ」


すごいできるオーラが!

ま、眩しい、てかこの二人ってそんなにすごいのかな?

第一印象が襲ってきたやつなせいで

なんか敬語使うのもバカらしく感じるんだけど


「急に押しかけてすまない。

レオナルド・ロジャースだよろしく頼むよ」


「アナスタシア・スターリングです。

どうぞよろしく」


「こんな有名人を連れてくるとは、さすが翡翠君だね。

応接室まで案内しよう。シャルももう歩けるようになり

家の中でリハビリ中だから連れてくるよ。

すまないが翡翠君応接室で待っててもらえるかな?」


「わかりました。

じゃあ二人ともこっちだ。」


確かこっちだったはず。

ほんとこの屋敷広いよな。

アニメでしかみたことないような屋敷だぜ。

某名探偵の家みたいだよ。


「なあレン、クラーク氏とはどうやって知り合ったんだ?

レンはこっちに戻ってきてそこまで時間は経ってないだろ?」


「詳しく内容は言えないけど依頼されてそれであったんだよ。

この依頼以外は国じゃないと受けたことないけどね」


「ほ〜ん、その気持ちはわかるな。

やれあれを取ってこいだとか、回復薬を譲れだとかの依頼は

面倒この上ないのは同意するよ」


どこの国も一緒か、権力者は金でなんでも解決できると

思っている節があるからな超越者ならなんでもできると思ってるよな


「で、パーティーにはきてくれるんだよな?」


「ああ、日本の参加者も来るんだろ?

それなら顔合わせくらいしないとだし、俺こっちにきてから日が浅いかつ

人とダンジョンに挑むのは初だからどんな感じかも聞きたいしな」


「レン君はパーティでダンジョンアタックしたことないの?

こっちに戻ってきて日が浅いとはいえ政府に組まされなかったの?」


「ああ組めと言われたけど、スタンピードの時に戦ったら

君についていける人員はいないと言われてな。

まあ知らん奴と組まされなくて願ったり叶ったりだけどな」


正直ヤタが索敵で俺が戦闘で十分だし、

下手な人だと守りながら戦わなくちゃいけないし

精錬魔法は威力が高すぎて巻き込んじゃうんだよな


先に防御魔法を出してから精錬魔法使うのは非効率だし

でも今度の遠征はそうも言ってられないよな

精錬魔法が必要かと言われれば多分いらないけど

第3精錬くらいは必要になりそうだからな


コンコン


「娘たちを連れて来た入ってもいいかい?」


「どうぞ〜」


「ほ、本当にレグルスにスターがいる!!

だ、大ファンです!!サインください!」


「ちょ、ちょっと姉さん落ち着いて、

わ、私にもサインください!!」


どっちも落ち着けよ。

シャルロットの方は俺に用があるんだろ

まあ、大スターがいると考えれば

これが普通の反応か


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