第3話 好転
「反撃開始じゃ、牛野郎」
こいつのスピードにも慣れてきた。魔力もだんだんと身体に慣れて来ている。
今こそ反撃の時!避けて切る!
浅くたって確実に削れてるんだ。ちょっとずつでも
「お前のヒットポイント全部削り切ってやるよ!!!」
さぁああ面白くなってまいりました。
実況解説翡翠 練でお送りします。
どうですか翡翠さん、戦況が動き始めましたよ。
「そうですね〜練選手の攻撃力がそこまでなので戦況が傾くほどではないと思
いますが、これは練選手にとっては良い傾向ではると思いますね。」
この反撃により、練選手側に戦いが好転してほしいすね。
段々と練選手の動きが洗練されてるように感じます。
避けてから切るまでの動きの動作に段々と無駄が削がれているというのでしょうか、まさしく洗練されているというのではないでしょうか。
「そうですね〜ミノタウロスに攻撃する回数が増えていっているようですね。
記憶継承による戦いの記憶が身体に馴染んでいっているのではないでしょうか
それに、魔力による身体強化というのでしょうか彼には才能があったらしいで
すね、こちらも身体に馴染み始めていますね」
長々ありがとうございます。魔力に関してはなぜ使えるかも分かりませんが、
まるで最初から使えるようにできているかのように、使っていますね。
「ハァハァ、結構削ったろ」
流石に疲れて来てるけど、まだ行ける。こちらは1ミスで致命的になる。
「いいね〜俺はこういう戦いがしたかったのかもしれないね」
誰だって思ってるだろ。この平凡な日常から刺激的な日常に変わってほしいと思っている奴なんてこの世にごまんといる。
俺はこの刺激的な戦いが心底楽しいたちらしい。
「ブルァァァァァァァァ」
そろそろ終わらせようぜこの戦いを
「俺もこの魔力ってものがわかって来たらしい
この剣の真価を発揮するにはまだ足りないらしい」
これで終わらせる。魔力を身体を巡らせる延長で剣にも魔力を巡らせる。
剣が耐えられるギリギリまで魔力を溜める。
”キィィィィィィィィィィィィィン”
「これで倒せなかったら剣が壊れるのは流石にわかるな」
やり方は変わらない、紙一重で避けて斬る。
「来いよ牛野郎!これで終わらせてやる」
「ブルァァァァァァァァァァァァァァァァ」
”ズバァァァァァァァァァァァン”
「ありがとう白骨死体くん。無念は晴らしたよ」
よし、戦績の確認でもしますかね。
や...ば...い....
意識が......
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