第19話 新たな武器?

....ああそうかまだダンジョンにいるのか。

朝はだめだなぼ〜として頭が回らん。


「おはよう練。よく寝れたようだな。」


「おはよう。よく寝れたがまだ寝足りない気がするよ。

それに体がバキバキで痛い。布団はなくてもマットレスが欲しい」


「呑気かよ。一様危険地帯のど真ん中だぜ。

ここにモンスターは出ないにしてもさ」


「いや〜現実逃避もしたくなるって、

出れるかもわからないところに閉じ込められてるんだから

戦うのは楽しいけどそれとこれは違うじゃん。

俺が一人だったら発狂してたな。」


「ネガティヴかよ急に、さっさと飯食って先進もうぜ」


それもそうだな、この味気ない茹で肉を早く卒業したいぜ。

いや待てよ、あれがあるからワンチャンいけるか?


「まず〜この火が出る短剣が刺せるようなカセットコンロを

イメージして...う〜んと鉄は宝物庫にあったなんの変哲もない剣を

鉄部分だけ外せるか?」


いや無理だなじゃあ風魔法で...せい!

よし、でまず四角い土台を作って


「何やってんだ練」


「美味しいご飯を食べるための準備!」


で、ピザ窯みたいにこの短剣を差し込んで密閉して

上部分に穴お開けといて、


「どうやって、この鉄加工しよう?

型を作って流し込みかな?」


覆い被せるような鉄の型を作って、真ん中の穴は被さらないように


「こんな感じか?あとはフライパンをおける四つの突起を作ってと

お〜思ったよりいい感じじゃん!」


「なかなか器用だなでこれをどうやって料理に使うんだ?」


「今はフライパンがないし作るのはきついから、

溶岩プレート的な岩を土魔法で作ります。

即席コンロ焼肉〜」


朝からステーキ?と思うそこの君!

あの後疲れてすぐ寝ちゃったから、夜ご飯食べてないし

お腹はぺこぺこなのさ!

だから朝からステーキだ!

ジュ〜〜〜〜〜〜〜


「流石にいい匂い!うまい肉なんて最高でいい焼肉の時ぐらいしかないし

ステーキよりハンバーグ派だけど、流石に暴力的な香り」


両面しっかり焼いて、肉は思ったより火が入らないらしいから

側面にも焼き色をつけて、おんなじくらい肉を休ませて


よし!そろそろいいだろう。

もう一回サッと焼いて

あ〜皿がない、インベントリから..あった。


「完成!」


「お〜しっかりうまそうだな」


「おっしゃ!いただきます!

....うっま....いけど塩でいいから欲しい」


あ〜めっちゃ肉肉しいけどめっちゃ柔らかくて

食ったことないけどいい肉ってこんな感じなんだな〜

めちゃめちゃ多幸感やばい。

しゃぶしゃぶみたいに薄く切って食べようと思ったけど

味ないから、普通に茹でて食べてたけど

焼肉は革命的だぜ!焼肉のタレ〜塩だけでもいいからほし〜

ま〜肉は死ぬほど手に入れてるからな

最後の二日位、レベルが上がんなすぎて

体感の午前と午後の狩インターバルで100ずつくらい狩ったしな。

思ったより、広いし15分くらいで復活するからめちゃくちゃ狩れるんだよね。

そんなに狩ったのに上がったのは二日で2レベルのみ!悲しくなるね


「ふ〜おいしかった。これからはこれだな。

この手作りコンロと皿も閉まってと」


話が長かった?その間に2枚も肉食べちゃったぜ!

結構厚く切ったのにまだ1個分も食べれてないぜ。

マジででかい15キロくらいなのか?

まあどうでもいいや。毎日肉でも100年くらい食えるんじゃねって量だし。

新たな武器?コンロに決まってるでしょうが!


「さっさと行こうぜ次の階層がどうなってるかくらい確認しようぜ」


「そうだな、そしたらまた魔力具現化で

今度こそ全力でも壊れない剣を作らないとだしな」


それとこれからの課題は戦闘中の魔力吸収に

冥鎧の性能調査に魔法の習熟かな


「よっしゃ降りようぜヤタ...あれ?階段短くね?」


「やっぱイレギュラーだったから2階分降りてたんじゃないか?

次は4回層だな。もっと明るいところであれ!あと空気が美味しいところ!」


「「森!」」


「大当たり〜幸運様ありがとう!」


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