第48話 今後について
ふ〜なんか楽しかったな〜
小さい頃の青少年キャンプを思い出したよ。
これでいいんだよな兄さん....
「翡翠君、職員の分までこんな豪華なものを
全員を代表して感謝を伝えておくよ。
いいのかい?これはマジックフルーツだろう?
職員ようにリンゴを三切れもいただいちゃって。」
「全然いいですよ。自分の急な無茶振りに付き合わせてしまいましたから。
一応、こちらで索敵しておいて渋谷ダンジョン付近には
もう魔物は存在しません。明日にでもダンジョン内を調査しておきますよ。」
「本当にいいのかい?こちらとしてはありがたいんだけど。」
「ええ、そのくらいはやらなきゃダメですから」
「家族のことは踏ん切りがついたかい?」
「心配かけましたがもう大丈夫です。
あと、これ斉藤さんに渡しておきます。
通信の魔法具で、魔力を通せば俺の方に繋がるようにしておきましたから。
スマホだと電波が繋がらないことがあると思いますから。
何かあったら呼んでください。」
「こんな貴重なものを...わかった。
言いづらいことを聞いてすまないね。
今回のように私たちでは手に負えない時は、遠慮せず呼ぶよ」
これで、何かあった時の憂いは無くなったかな。
魔法具だったら、箱庭にいても繋がることは検証済みだからね。
早めにスマホの契約をしとかないとな。
色々不便だよな流石に。
「あの、外にいる記者たちはなんですか?」
「スタンピードが治ったのを聞きつけて、集まってしまったんだよ。
大丈夫多少待たせても何も言われないさ。
これをゆっくり味わったら、私が対応しに行くんだよ。」
流石に協会トップ、こんな時でも対応しなくちゃいけないなんて
大変にも程があるだろ。
でも、いい機会なのかもしれないな。
「斉藤さん、俺も一緒に行っていいですか?
俺が一緒に行ったら、斉藤さんの仕事も減りますか?」
「ああ、私に来る質問が全て君に向くくらいには、
君は注目されていると思うが。
私としてはありがたいのだが、いいのかい?」
「ええ、ずっと引きこもってるわけにはいきませんから。
それに、斉藤さんにずっとお世話になりっぱなしですから
少しは恩返ししようと思ったんですよ」
「そうか。ありがとうね翡翠君。
あ、それと今回の件で君の寄付については上が受領して、
絶対に復興に使うと言っていたよ。
これから君に依頼するために、
何か申請できる場所を作って欲しいと言われてね。」
そうかそれもあるのか。
まあ、金持ちの道楽みたいな依頼は全部弾くけど。
緊急のものがあれば、知らなければいけないしな。
何か考えておくか。無難に会社かな。
経理とかは琥珀に任せればなんとかなるかな。
「わかりましたなんか考えておきます」
「では食べ終わったことだし、記者たちのところに行きますか」
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