第27話 戦績
「いや〜終わったな。案外楽勝だったな。
最初はどうなるかと思ったけど、この鎧は反則級に強いな。」
「それに、その剣もやばいからな練。
あんなに魔力注いだら普通ぶっ壊れるぞ。
その場で吸収して放つなんて無茶するよ全く」
まあそうだよな、死体が持ってた剣といい即席で作った名も無き剣も
あんな無茶な魔力の使い方したら攻撃できずに自壊するよな。
元になった鉱石の特性も相まってあんなことできるんだろうな。
「それにしてもびちょびちょだぜ。
どうにかできるかな?ドライヤー的な魔法は?
火と風で髪の毛を乾かして、服の水分は水魔法で
ほいっと、よしできた」
「ほんと器用だな。しかも即席で重宝しそうな魔法をポンポンと」
「ま〜ね〜。適応がいい仕事してくれてるんだろうよ」
とりあえず、
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翡翠 練
・Level 60・
・スキル・
魔力精錬 魔力適応 魔力具現化
魔力吸収 魔眼 剣技 幸運
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レベルは5アップでスキルは変化なしといつも通りだな。
苦戦しなかったって言うと嘘になるけど、サクッと倒せたのに
レベルはちゃんと上がるのはありがたいな。
あとはドロップアイテムだけど、やっぱ期待しちゃうよな
前回がこんなに有用な鎧だったんだから。
「練!あったぞドロップアイテム。
俺の知識にないアイテムだけど、これどうよ」
バングルっていうんだっけこういうの。
なになに?
_____
箱庭
魔力で創造する小さいが大きな世界
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なんだこれ?
箱庭って言ったらあの小さくてミニチュアとかを飾るようなあれだよな。
あいにく、生れてから一度も触ったことないんだけど。
とりあえず使ってみるか。俺に不利益があるものではないだろ。
俺には幸運様がついてるからな!
「ヤタとりあえず使ってみるわ。他にはなかったよなドロップアイテム」
「なかったぞ。まあ幸運があるんだから罠ってわけでもないだろ。」
このバングルどうやってつけるんだ?ズボッと入りそうにないんだけど。
おお〜半分に開くのか。よしこれで腕にハマった。
それで魔力を流せばいいのか?
「ぐ!熱っつ!」
「おい大丈夫か?腕に入っていくぞ」
くそ、罠すぎだろ。ふ〜おさまった。
あれステータス見るアザが変わってる。
最初からあった月の周りを太陽が覆ってるようなアザに
大きな木?みたいなのが追加されてる?
どうなってるんだ?
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翡翠 練
・Level 60・
・スキル・
魔力精錬 魔力適応 魔力具現化
魔力吸収 魔眼 剣技 幸運 箱庭
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え!スキルになってるじゃん。初スキル増加やん
「ヤタ!スキル増えてる!」
「まじか。そりゃ知らないわけだ。
努力以外で増えることなんてほとんどないのに」
「え?努力でスキルが増えるのか?」
「そりゃそうだろ。
まあ先天的なスキルもあるから全て取得できるとは限らないんだけどな。
剣技とか魔力操作とかは後天的に手に入るような部類だぞ
まあ魔力操作をすっ飛ばして魔力適応でどうにかしてる奴もいるがな」
「じゃあなんで俺はスキルが増えないんだ、
身体強化みたいなスキルが増えてもいいと思うんだけど。
何にも増えないからスキルは最初に全部決まるものかと思ったぞ。
それにスキルはなんとなく体がわかるみたいなことを言ってたじゃないか」
「先天的に手に入れたスキルは体に刷り込まれるんだよ。
どういう原理か知らないけどな。
だから最初から剣の振り方知ってたじゃね〜かよ」
あれ記憶継承のおかげじゃなかったのか。まじでただの呪いだったのか
中身も何もなかったのかあれ。
ミノタウロスがいるのがわかったことがそもそものミスリードだったのか。
「じゃあまあ箱庭に行ってみますか。これヤタも一緒に行けるのかな?」
「捕まっとけば一緒に行けるんじゃないか?
そこらへんも検証してみればいいじゃんか。得意だろそういうの」
「まあね!よし、レッツ箱庭!」
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