第85話 練習!

「じゃあなんで他の人の星獣は外に出てきてないんだ?

お前は最初からずっと顕現していたよな?」


「それは俺にもわからん。

そもそもお前の星門に宿っているはずなんだが、

そんなやり方わからん」


「なんでだよ」


:なんか俺らをおいて話が進んでいる

:いやそれより

:片手間に魔物倒すの怖い

:ここってそんなに弱かったっけ?


「よしついた。じゃあここで魔法の練習をしようか。

身体強化はできているから、その応用ね。

そんなに難しく考えなくていいよ」


「「はい!!」」


:いい返事

:間に合ったぜ

:俺も修練所に到着〜


う〜ん、明け星さんより月影さんの方が先にできそうだな。

魔力こんなに少ないのか。常時身体強化していたら1日持たないな。

これが普通なのかな?


そりゃ失敗作の魔人に苦戦するよな

Aランクって言ってたから、スキルはそこそこやれるんだと思うけど

今度の厳島ダンジョン大丈夫かな?不安なんだけど


「難しい....コツとかある?」


「コツか...血が溜まるみたいなイメージかな?

血は全身に巡っているけど、血が上ったりするじゃん?

そんな感じ」


「......例えが微妙に分かりずらい。

けどなんとなくわかった。.......できてる?」


「......ああ、できているよ。

いつも魔法を使っているなら、それと同じような事が起きるイメージで」


「”アクアランス”」


おお〜意外に早かったな。威力がどうかはわからないけど。

これで今後魔力を節約もできるだろ


「凄いよあおちゃん!!私も頑張らないと」


「セツナも頑張って」


:尊い!!

:あおちゃんすごい

:はや!!

:俺まだ兆しも見えん


あ〜最近忙しくて、クラークさんの家にも行かないとな。

魔法薬は送っているから大事にはならないけど

せっかく魔法具できたのに私忘れていたな。


明日にでも行くかな。

そうしよう。

そろそろできそうだな。身体強化ができるならそこまで難しくないしな。


「で、できた。えっと....

”ファイアーボール”」


「おめでとうこれで二人ともできたね。

もっと魔力を込めれば威力も上がるし、

部位に身体強化をもっと早くできるようになれば

魔力の節約にもなると思うよ」


「よう練習、もっと頑張る。

こんな有用なことを配信で言ってよかったの?」


「まあ、いいかな。今度のダンジョンアタック時に

使えれば俺が楽できそうだし」


「厳島ダンジョンアタックですか?」


「そうそうそれそれ」


「氷花さんじゃなくて翡翠さんなんですね。

てっきり氷花さんなんだと思ってました。

頑張ってくださいね」


:氷花さんじゃないんだ

:配信してくれればいいのに

:機密情報とか色々あるんだろう

:成果しか見れないからな


「翡翠さんいなくなって大丈夫なの?

この間のサナトスみたいな奴らが出てきたら...」


「あれ?ニュースとかになっていないのかな?

サナトスの下部組織の日本にいた、倶利伽羅は壊滅させたよ。

ついこの間.....あれ言っちゃいけないやつだったっけ?」


あれこれまずいか、みんな知っているのかと思ったんだけど

あんな大々的に警察と特殊部隊が動いてたのに

すぐにニュースになっているんだと思ったんだけど。


「そうだったんですか!!あ、もう時間が...

そろそろ配信を終わらせないと、では皆さん日本は安全ということで」


「次回の配信もみてね。じゃあバイバイ」


あ〜これ斎藤さんに怒られるな〜



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