第84話 魔法の常識

「え?本当に?星咲さんたちに教えていた

自分の適性属性とかってみんなやってないの?

それで自分がどんな魔法が使えるかわかるじゃん」


「そもそも、私たちが持っている魔石じゃあんなふうに

光ったりしなかった。それにステータスに使える属性が書いてある。

私は水属性、セツナは火属性。だから他の魔法は使えない。」


あれ〜?そうなのか?

俺そんなのなかったんだけど、魔法適応があったからか?

う〜ん星咲さんたちの時は人も多かったから

あんまり根掘り葉掘り効かなかったけど


魔法の適性があって、1番体合うものがスキルとしてあるのかな?

それでスキルだからなんとなくで使えるのかな?

確かヤタも属性適性で乗ってたよなそういうもんか

俺が特殊であると考えよう。その仮定で話を進めるか。


「わかった。じゃあ今はスキル頼りで魔法を二人とも使ってるでいいのかい?」


「「はい」」


「じゃあそっから、魔法を打つのを全て自分の意思でやってもらう。

そしたら、どのくらいの魔力でどんな事象が起きるのかを

改めて認識すれば、威力も上がると思う。

簡単にいうとスキルによるオート操作からマニュアル操作に変える感じで」


:そんなに威力上がるのか?

:俺初耳なんだけど

:魔法職なのに全然知らなかった

:これタダでええんか?


「まずは自分で魔力を任意のところに溜めることから始めよう。

それができれば魔力消費を抑えて身体強化ができるようになるし

一点に集めることで威力が上がるから。寄ってくる魔物はこっちで処理するから

もう少し広いところに移動しようか。ボス前のところでやるかな」


「よろしくお願いします」


「楽しみ」


:あおちゃんがワクワクしてる

:心なしかテンションが高い

:俺も修練場でやろ

:俺も最寄りの協会に行くかな


「ヤタ道案内頼むわ、俺迷う気がするし。」


「わかったよ」


「あ、あのなんでずっとカラスがいるんですか?

いつもいますけど、魔物じゃないんですよね」


「ああ、こいつ?俺の....まあ相棒的な?

俺についている星獣だな。確か星咲さんにもいたぞ。

覚醒者にはついているらしいぞ」


そういえば、俺以外に外に出ている成獣は見たことないな

う〜ん俺がイレギュラーだからなのかな?

わからんな〜俺が普通じゃないの一言で片付けられるのが

わかわなさを助長させているね


「せいじゅう?ってなに?」


「詳しくはわかんないけど、

俺みたいな覚醒者って呼ばれているやつについている

魔力の思念体みたいなやつだよ」


「覚醒者と非覚醒者の違いってなんなんですか?」


「なんだろ?やた説明よろ」


「あ〜めんどくさいけどいいだろう。

その右手のアザ、星門って言うんだけど、

それが固有のものに変わっているか否かだ。

成長することで星門が変わって俺ら星獣との適性があると

晴れて覚醒者へとなるってわけだ。」


「へ〜じゃあ俺は最初の魔物を倒したら正門が変わったのか?

最初からアザの形変わってないと思うんだけどな」


「いや、超越者は最初から星門が固有なんだ。

だから試練に選ばれているわけだな」


俺も知らなかったな。

どうせ俺から効かれなかったから喋っていなかったんだる。

俺も疑問に思わなかったしな

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