第61話 訓練
「ど〜も星咲さん。今日はよろしくお願いします。
それにしても、ギャラリー多くないですか?
それにスポーツとかの試合とかにあるカメラマンまで」
「それは悪いと思っているんだが、ここまでカメラがあると言ったら
君、来なかっただろ?恥ずかしいからとか言って」
クッしてやられた!ここまで大規模なら来なかったよ。
てかなんだこのコロシアムみたいな場所は!
東京だぞここ!
「ああ、ここの場所はスタンピードにあった場所でね。
ここの地主がダンジョンの近くに住めるか〜
って言ってたからちょうどいいと思ってここの土地を買ったんだよ。
だから東京にこんなでかいコロシアム作れるんだよ
ここは結界も貼ってあるからいざという時の避難所という条件付きでね」
は〜やっぱダンジョン近くに住めない!みたいな人はいるよな
だから東京都内なのにこんなでかいもの作れるのか
普通にドーム並みにでかいだろ
「今日指導を受けるのは黄金の林檎の上位層の、
僕のチームともう一つのAランクチームと
今勢いがあるBランクのチームの18人だよ」
「じゃあ、わりかしできるメンバーなんですね。
一応、メニューみたいなのを決めてきたんですけど
先に全員対俺で模擬戦をしましょう。
それで、ある程度の実力がわかると思いますから」
多分あっちにいる人たちが今回のメンバーだろう
まあ、本部で見た探索者たちより頭一個か二個くらい強いけど
そこまでではないな。悲しいかな、これじゃあ俺の稽古相手にはならなそうだな
魔法なしでもいけそうだし。
「?全員?本当に、流石に18人相手だったらきついんじゃないかい。
君には期待されているとは思うけど、無理に意地を張らなくてもいいんだよ。」
「ああ、いや大丈夫です。やってみればわかりますよ」
「わかったよ。時間がもったいないからさっさと始めようか。
皆には僕から伝えるよ」
「こっちの準備は大丈夫なんで、いつでも始めてくださ〜い」
おお〜属性が色々圧巻だな。
多分本気なんだろうでもなんか違和感があるんだよな〜
部分展開オルフェ、吸収
やっぱなんか見た目より魔力少ないか?
密度が無いというか精錬しないとこんなもんなのか?
「よし、近接君たち惚けてないでかかってこい!」
アスラはやりすぎだし、
このままガントレットのみのオルフェで十分そうだな
「遅いな、ん〜?本気なの?」
「ック、押し切れない」
「下がって!」
スピード重視の火矢か、なかなか悪く無いサポートだな。
連携は悪く無いんだけど、なんかな〜
「ハーーー!!!」
ちょっとやばいなそれは、さすが星咲さん
身体強化はいまいちなのに、違うスキル使ってるな
「”朧”」
一瞬だけ隠密を全開にして、そこに水の分身を作る。
まあ要は、あのヤギやろうの技を俺なりに改造した感じだね。
水が弾けるのと同時に地面にヒビが入る。
相当な威力だよな。普通のミノタウロスくらいなら一撃だろうな。
やっぱ星咲さんだけ別格に強いな。
「あの星咲ってやつ覚醒者だぞ」
「あれヤタ、他の人がいるときは喋らないのに」
「あいつについているのがヘルクレスの野郎だからな。
あいつ嫌いなんだよまっすぐすぎてな。それだけだ」
「なんだよそれだけかよ。そうか覚醒者なのか。
そりゃ強いわけだな」
ヤタみたいに顕現してサポートするタイプじゃ無いのかな。
あの急激な力の倍増は中から力を増す感じなのかな
「こんなもんでいいでしょう。大体わかりました。
全員基礎からやり直しです。」
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