第18話 再確認
「ちょっと待てよ、近くにあるだけであんな感じに能力吸うなら...」
「まあ、いいか憧れの金銀財宝は手に入ったじゃね〜か
どうした練?」
「.....ない。」
「?何がないんだよ」
「全部ない。鑑定もマジックバックもステータスアップの指輪も」
おい。それはないだろ。何でもかんでも一個に集めればいいわけじゃねーぞ。
あ〜ちょっと萎えるわ〜
さっきのヤタが言っていたことが本当なら使えないことはないんだと思うけど。
なんか違うじゃん。色々使い分けたいじゃん
じゃらじゃらしたかったやん。
「おい待てよ!俺のまで吸いやがったぞ。
結構気に入ってたのに」
「は〜流石にこれ確認しないと寝れないよな」
「そりゃね。モヤモヤするし」
「じゃあ、魔力を流せばいいんだっけ?
こうか......視界が遮られてるわけじゃないし
お〜黒い鎧なのか。
金属鎧っていうより、パワードスーツ寄りの鎧って感じだな。
全身で見るとどんな感じかな?」
水魔法で目の前に水溜りみたいなのを作って
全身映る感じの鏡っぽくしてっと。
「なんか、悪役っぽくね?
正義の味方より、人気が出そうな中ボスって感じかな?」
ま〜結構好みかな。
めちゃくちゃゴテゴテしてるわけでもなく、
わりかしスマートって感じかな。
「どうよヤタ」
______
ヤタ
幻術 識別 風魔法適正 雷魔法適正
______
「うおっ!すげ〜鑑定できるようになった。」
「結構似合ってるじゃねーか。
ようやっとこの場所に馴染んだ服装になったな。
鑑定もできるってことは、他も使えるんだな。
よかったじゃね〜か。無駄にならなくて」
_______
冥鎧 オルフェ
星の力を閉じ込めた星鎧。魔力を触媒にし展開される。
魔法具を喰らうことで真なる鎧となる
神鋼 へルファウスを使った全身鎧
鑑定 インベントリ 魔力上昇 体力上昇 筋力上昇
毒無効 石化無効 呪い無効 腐食無効
超再生 魔纏
_______
「...何が吸収されたかなんとなくわかったわ。
マジで有用そうかな。あとは.....」
この鎧を展開していなくても、インベントリが使えたりするかどうか。
それとインベントリ内の魔法具が勝手に吸収されてるかどうかだな。
確か、火が出る短剣があったはず。
「なるほどインベントリ内のものはむやみやたらに吸収しないと。
で、これがどう吸収されるかだけど....
あれ?吸収されないんだけど、どういう原理なんだ?」
「最初はお腹が空いてたとかじゃないか練?」
「そんな生き物みたいに久しぶりに出てきたからあるもの片っ端から食べたとか?怖くね?生きてるみたいやん。」
「神鋼が使われているから、人智を超えていても不思議じゃないけどな。」
そうか、ま〜色々突っ込んでたらこの先生きてられないな。
そろそろ眠いわ、この金銀財宝もインベントリにしまっちゃって。
よく考えるとこれ魔法具じゃないなら全然いらないよな。
ここから出たら、全部売って豪遊したいな。
「そろそろ限界だわ、眠すぎる。
ヤタって睡眠必要なの?」
「いやいらないぞ。だから、見張りは任せて寝ていいぞ。
ま、実際ここにはモンスターは入ってこないと思うけどな」
「じゃあ頼むわ、起きたら飯食って先に進もう。
森がいいな、ミノタウロスの肉を美味しく食べたいな......」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます